自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/04/05

初めての味噌づくり

少し前のことになりますが、
2月終わりに、味噌をつくってみました。

今回は「初めての味噌づくり」ということもあり、

大豆や塩切り麹と、
必要材料がセットになったものを購入し、
つくってみました!

まずはじめに、 大豆をよく洗い、

味噌づくり2

大豆の重さ3倍の水に漬けこみ、
18時間程、大豆に水を吸わせた後・・・

大豆の1.5倍の水を入れ、鍋に火をかけ、
最初は強火で一気に加熱し、

味噌づくり3

吹きこぼれそうになったら、
弱火で3時間程コトコト煮込みます。

味噌づくり4

その後、ざるにあげて、
煮汁と大豆を分け、

味噌づくり5

大豆をビニールに入れ、

味噌づくり6

温かいうちに、
ビニールの上から煮豆をつぶします。

味噌づくり8

更に「塩切りこうじ」を加え、
煮豆と混ぜ合わせ、

味噌づくり10

全体に混ざったら、容器に入れ、

味噌づくり11

約10か月の天然熟成を、待ちます。

今回、煮豆を潰す時、熱かったこともあり、
ビニールの上から瓶でたたいたり、
手袋をして、潰してましたが、

「塩切りこうじ」を混ぜる時は、
素手で混ぜ合わせると・・・

温度や混ざり具合など、
手に伝わってくる感覚の違いが、
全然違いました!

また、手には「常在菌」がいて、
人によって微妙に違うようですが、

味噌が手に馴染む感覚は、
この常在菌によるものかとも感じました。

昔から「手前味噌」といって、その家独自で味が違うのは、
この常在菌の違いもあるのではと思い・・・

昔の人が、色々と「手」でつくる意味は、
自分が思う以上に大きなものがありそうだと感じます。

今は、衛生面も含め、色々と常識が変わってきていますが、
先人の残してくれた自然な作り方を、
もっと深めて、見直していきたいです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子