自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/12/12

カ行で生きる

ひょんなことから、昨日ある保育園の先生と
里みちこさんの「詩がたり会」に参加しました。

里みちこさんという詩人がいらっしゃることを
正直、初めて知りましたが、

会の中で、里さんがご自分の詩をいくつか語られ、
その詩がうまれたエピソードや、
その詩にこめられた想いをお話し下さり、

自分自身の心が和らいでいくのを感じました。

また、里さんがこの日着ていた洋服は、
どこかに捨てられていたカーディガンだそうで、
役目を失ったその服を、切ったり縫ったりし・・・

もう一度、新たに生まれ変わった洋服を、
オシャレに美しく着こなしていたのが印象的でした。

他にも、
受付でひとり1枚、
詩が書かれた葉書を選んだのですが、

その葉書に使用している紙は、
「希望を失わないように」という祈りから、
角度によってキラキラ光る「星物語」という紙を使われていたりと・・・

文字や詩は勿論ですが、その他にも随所から、
里さんの愛情深さが伝わってきて、

むしろ文字や詩をこえて、
その生き方が自然と伝わってくることを体感しました。

最後に、せっかくなので、
私が選んだ詩をご紹介したいと思います。

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「カ行で生きる」

かざらず
かまえず
かたよらず

きばらず
きどらず
きめつけず

くさらず
くじけず
くるしまず

けろけろいまの

こころをいきる

・・・カ行の日あり
苦行の日あり
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今回、偶然にも素敵な出逢いを頂き、本当に感謝です。

ありのままに、
今、目の前のことに心をこめ、生きていきたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子