自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/11/25

誰かの役に立つかもしれない

先日、京都の保育園の先生が、
鹿児島の保育園見学での学びを、
園の職員へ共有する場に参加しました。

そんな見学した先生の発表の中で・・・

「これまで東京の園を見学したこともあったが、
環境を見ても、ちゃんとした家具を購入して、
お金がかかっている印象があり、
なかなかマネしづらい・・・

と思うこともあったけれど、

今回、同じく「見守る保育」を取り組んでいる
鹿児島の保育園を見学して、

保護者の協力で、集まった大量の「牛乳パック」でつくられた、
立派な「すべりだい」や「舞台」、「イス」etc・・・

他にも、「ラティス」と「洗濯ばさみ」で、
タオルかけや、荷物かけをつくって活用しているのを見て、

身近な材料や安価なものを、うまく使い工夫していて、
これならマネできるし、やってみたいと思った!」

と、イキイキとお話しされているのが、
印象的でした。

そう思うと、
実は世の中には、同じようなことで
悩んだり、困っている人が沢山いて、

だからこそ、そんな困っている中で、
工夫したり挑戦したりすることが、
自然と沢山のお役に立つのだと感じました。

自分自身も、身近な困ったことに対して、「自分の問題」と、
ただ解決することに力を入れるのではなく、

「この経験が、誰かの役に立つかもしれない」と
繋がりを感じながら、
活かしていくことを大事にしたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子