自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/05/29

はさみへの愛着

長年、父親が畑で使っているはさみは、
もう刃先が欠けていました。

「新しいはさみにした方がよいのでは?」と聞くと、

「いいのいいの。
 新しいのあるんだけど、もったいないから使っているだけ。
 娘と一緒で愛着があると捨てられないね~(笑)」

と返答があり、なんだか微妙な気持ちになりましたが・・・

はさみにとっても、こんなに長く大事に使われることは、
幸せそうな気がしました。

物に溢れたこの時代では、
壊れたから捨てる、使えないから捨てる・・・
ということが、あたりまえのような感覚ですが、

やっぱり、人にも物にも愛着を持って関わる方が、
自然で素敵だと感じ、そんな姿勢を大事にしたいと思いました。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子