自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/11/11

常識は変わる

出張先のホテルのトイレでは、

「資源を大事に」という思いから、
トイレットペーパーの使い切りができるよう、

ふたつあるうちの片方の紙を使い切ってから、
もう片方を使えるようにしてありました。

トイレットペーパー

こういう取り組みは、エコ活動として
ずいぶん前から色々なところで目にし、

今となっては、見慣れたもので
なんの違和感もなく、あたりまえのように
受けとめています。

でも、よくよく考えたら、

当時、宿泊客から「不便」など・・・
クレームが出るかもしれない中で、

「しっかり趣旨を説明すれば、
 理解してもらえるのでは」

「応援してくれる人もいるはず」

「まずはやってみよう」など、

勇気を出して取り組んでみた人が
どこかにいることを感じました。

そして、今では環境に配慮することが
特別なことではなく、
あたりまえの時代になっていることも事実。

そう考えると、
新しいことをやってみる時や、
今までのものと何かを変えたりする時、

色々な反発の声も考えられますが、
実際にやってみたり、時が過ぎれば、

常識やあたりまえが変わってくることも
また、自然なことのように感じます。

新しいことに取り組んだり、
変わりたいのに、不安から一歩が進めない時は、

「今の常識はいつか変わるかも」と、

自分が縛られている常識や前例、刷り込みを
手放していくのもよいかもしれません。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子