自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/10/30

どこでも誰とでも

来月、誕生日をむかえるということで、
半年前に退職したクルーが
今夜、一足先にお祝いをしてくれました。

誕生お祝い2017

退職してから初めての再会ということで、
その後の話を色々ときかせてもらったところ・・・

彼女は「ひとまずお金を稼がねば」ということで、
退職後、ある会社の派遣社員として働きだしたのですが、

そこで派遣社員の枠をこえ、色々と踏み込んで、
働き方や仕事の仕組みなど改善を提案&実行したりして、

会社で表彰される程に活躍しているようです。^^

ただ、中には、
「派遣なんだからそんなことまでやらなくてよい」など、

正社員のやっかみや

同じ派遣社員の
「そんなことまでやられたら
 これまでの自分自身の働き方まで脅かされるから
 やめてほしい」
というような雰囲気もあるようで・・・

それでも自分が疑問や課題に思ったことを
正社員や会社に投げつけるのではなく、
なんとかしようと一生懸命奮闘している姿は、

彼女がカグヤでも見せてくれていた
変わらない素敵なところだなと改めて感じました。

そして、そんな姿からは、
自分が実際にやってきたことというのは、
決して無駄なことはなく、

それによって身についた力というのは、
どこの場に行っても変わらない裏切らない
財産になることを感じました。

また、自分が望むちゃんとした仕事につくまでの、
ひとまず稼ぐために就職した会社ではあったものの、

それでも、今自分が役立てることを十分に行い、

「これから入ってくる人のためにも、
 今の環境を整えないと辞めることはできない。」

・・・などと言う彼女から、

「きっとどこに行っても大丈夫だろうな」という
安心感をおぼえました。

自分自身も、どこでも誰とでも
条件や環境のせいにせず、

自分の大事にしたい生き方や働き方を
守っていけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子