自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/09/30

終わりに見えてくるもの

今週はじめ、以前働いていた会社の後輩から、

「○○部長が今月で定年退職されるので、
 是非、寄せ書きのコメントをください」

・・・と連絡がありました。

この方は、当初私が働いていた
経理課の直属の課長で、

もう12年も前になりますが、
それこそ、私の人生初の退職という節目において、

最終的には私を尊重し
「がんばれ!」と送り出して下さり・・・

そのおかげで「自分の場所は他にあるのでは?」と、
外に求め迷う人生ではなく、

内にある自分が大事にしたいものを守りながら、
人生を豊かに楽しませてもらっている
今の自分がいるといっても、過言ではありません。

◆立志の時間4
http://www.caguya.co.jp/wp2/crewblog/miyamae/p8233/

そんな当時の上司の退職ということで、
色々と思うことがあるものですが、

昨日がちょうど退職日ということで、
後輩からは、その時の様子など早速情報共有が。

三上さん色紙2_170929

三上さん色紙1_170929

なんと41年半、勤め上げたということで、

沢山のメッセージからは、
多くの方々との公私にわたる思い出も見え、

そこには、勿論具体的な仕事の功績もあるのですが、

上司の優しさや穏やかさなどの人柄ゆえか、
精神的支えなど、その存在での貢献、功績も
多く感じるものがありました。

組織に勤めている以上、
いずれは誰にでも訪れるであろう退職。

そして、誰にも平等に訪れ
避けて通れないといえば「死」も同じこと。

自分自身がどう生きたか、何で貢献できていたのか
・・・など自分の生き方は、

こうした「終わり」の際に、
しっかりとあらわれてくるというのも
自然なことのように思います。

カグヤに入社した際に、
自分の中にある初心を確認する意味で、

「自分が死ぬ時に、何て言われたいか。
 逆にこれだけは言われたくないというものは何か?」

・・・と質問を受けたものですが、

自分がこの人生で求めている初心をあきらめず、
頂いたご縁を大切にしながら、
一日一日を大事に過ごしていきたいと
改めて、感じています。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子