自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/11/19

瓦葺き1

聴福庵のはなれに
「念願のお風呂小屋をつくろう!」ということで、

今週に入って、
大工さんが骨組みを建てて下さり・・・

風呂小屋

その屋根部には、
一昨日から三日間で瓦葺きを行いました。
瓦葺き1

瓦葺き2

最終日の今日は、
私たちも、少し体験させて頂きましたが、
実際に、見るのとやるのでは大違い!

やってみると、
まず、屋根の高さや傾斜がこわくて、
移動するのもおそるおそる・・・^^;

今回は、古来より受け継がれてきた
伝統的な湿式工法ということで・・・

水を入れて、かたさを調整した土を、

瓦葺き3

屋根の上に盛り、

瓦葺き8

その上に、瓦を1枚ずつのせていきますが、

瓦葺き9

土の盛り方が均一でないと、
曲がったり浮いたりして、簡単にはいかず・・・

実際にやってみることで、
改めて、職人さんのすごさを
感じるものがありました。

そしてその後も、着々と進み・・・

瓦葺き6

今回予定していたものは無事に終了!^^

瓦葺き7

あとは、瓦が乾くのを待ち、
来月、頂上の棟部分と、鬼瓦を葺いて
屋根は完成です。

それにしても、こうして実際に
ゼロから家(建物)を建てるということに携われるのは、
人生の中でもそうそうないわけで、

一つひとつカタチになっていく感慨深さと共に、
本当にありがたい体験をさせて頂いていることを
改めて実感。

そして、家が建つという中に、
沢山の人の力や自然の恵み、
そして多くの先人の智慧、

更に、今回は予定が延期してこの日になったり、
作業中は天気にも恵まれたりしたことを思うと、

そんな見えない力のおかげさまも
確かに感じずにはいられません。

こんな体験を通して、聴福庵にかぎらず、
今の家や日常生活においても、
沢山のおかげさまがあることに
目を向けていきたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子