自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/08/26

風呂桶

聴福庵に設置する「風呂桶」が完成したとのことで・・・

今日は雨の中、福岡県飯塚市にある「聴福庵」から、
八女市にある桶屋「松延工芸様」へ
風呂桶を取りに行きました。

風呂桶1

昔、漬物屋さんが奈良漬で使用していた桶を購入し、
そちらを修理して頂いたのですが、

なんといっても、巨大なので、
桶をトラックに載せるのも一苦労。

風呂桶2

まず、桶を起こして、

風呂桶3

トラックに木でスロープをかけ、
荷台に載せようとするも、なんとも重たく・・・

風呂桶4

「これはマンパワーでは無理かも・・・」と、
不安がよぎる中、

桶屋さんの近所で親しくしている方が
クレーン車で来てくれて、
難なく?トラックに載せてくれました!

風呂桶5

風呂桶6

風呂桶7

その後、しっかりとロープなどで固定し、

風呂桶8

風呂桶9

高速を使って、八女市から飯塚市まで、
車で走ること1時間半。

風呂桶10

なんとか無事に聴福庵まで、運ぶことができました!

その後も、皆で力を合わせてトラックからおろし、

風呂桶11

風呂桶12

裏の駐車場に桶を倒した後は、

風呂桶13

ブルーシートをかけて、
お風呂場が完成するまで、ひとまず保管します。

風呂桶14

それにしても、桶をただ運ぶだけとはいえ、
思った以上の一大プロジェクトとなりました。^^;

桶を運ぶために、
トラックを出して運転してくれた当主の友人や、

文明の利器をつかって、
桶をトラックに載せてくれたご近所の方、

また、桶をトラックから降ろす際には、
聴福庵に宿泊されていたお客様のお力も借りて・・・

これも桶屋さんと私たちクルーだけでは、
もはや成し遂げられるはずもなく、

やっぱり、多くの助けがあってこそですね。^^

古民家再生をしていると、
ひとりでは何もできないことを感じますが、

それがかえって、色々な人と繋がれたり、
絆が深まったり、笑顔がうまれたりすることも
同時に感じています。

なんでも一人でできるようになることを
目指すことよりも、

こんな風に、誰かと助け合っていく豊かさを
大事にできたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子