今日のカグヤクルー日記

クルーそれぞれの理念の実践や気付きを交代で掲載しています。

2014/08/26

「異常気象」

「異常気象」

こんにちは。ミッションパートの佐藤です。
連日30℃を超える猛暑日が続いておりますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?

日中を社内で過ごしている私には外の暑さを実体験する機会は少ないのですが、
ふと10階の窓から見たビル群が、熱で揺らめく様子に異常な暑さを実感させられます。

さて私が子どもの頃ってこんなに夏って暑かったかな?と幼少時代を振り返ってみて、
せいぜい27、8℃くらいだったような気が・・・
そこで20年前の天気予報を覗いみて、今ほど35℃以上を連日記録することはないにしても、
概ね30℃は越えているし、東京でも38℃を記録した日があったくらい。

さらに遡って過去の気象データを調べてみたら、猛暑の夏と冷夏は数年ごと代わりばんこにやってきていて、
気温だけ見れば今が昔よりもそれほど大きく変わったというわけではないように感じてしまうのですが、
猛暑日と言われるその日数は明かに増えているのです。

少しずつ少しずつ時間をかけ、徐々に徐々に平均気温もが上がってっていって、
この頃ではこの猛暑も「夏なら当たり前」になりつつある気がします。

それでも圧倒的に攻撃的な日差しに、生物としての防衛本能が危険を感じずにはいられないのは、
やはりどこか昔とは違っているからなのでしょうね。

そしてこの異常な気候。
父や母の学生時代なら夕立に逢い、軒下に駆け込んだらお母さんが雨宿りしてて・・・
なんてロマンチックな出会いもあったかも知れませんが、今や都市機能をも麻痺させてしまうほどの破壊力。

ただ人間とはスゴいもので、そんなゲリラ雷雨への対策も、猛暑時の対応策もすぐさま整え、
一般生活が長期に亘って困難になるような状態はほとんどなくなりました。

こうして自然の脅威への畏怖は薄れ、多くの異常に慣れていくと同時に、地球の環境破壊が日々進んでいるという現実すら意識から消えていってしまっているようで、己自身、恐怖にも似た不安を感じます。

確かに自然災害への備えは必要ですが、災害が起こってしまわないよう、
もっともっと自然を壊さない努力をするほうが遥かに有益な気がしてなりません。
一人ひとりの効果はささやかですが、大切なものを失わないよう、これからも努力し続けようと思います。

ミッションパート
佐藤