先日、クルーみんなで古民家の修繕を体験しました。

古民家に泊まってみると、
今ではあまり使われなくなったものに囲まれたなかで過ごします。

まだ、少しの滞在ですので、感じて掴み取ったことは多くはありませんが、
それでも、洋室で過ごす日々と違い、自然と日本人としての
『暮らし』を体験から感じることが多々ありました。

『奥行き』と言う言葉も、知識では知っていましたが、
日本家屋で過ごすとまた、襖をあけ放った時の奥行きを体験すると、
なるほどと思うことがあります。

また、一つ一つの道具も、明治時代からのものであったりと
今では捨てられてしまうようなものが、大切に磨かれ、
扱われ、そこに置かれていました。

ここにも、一つ一つの道具にある歴史、ストーリーに
『奥行き』を感じます。

子どもたちに残していきたい生き方・暮らし方を考えると、
ただ便利な暮らしを残していく事よりも、
古民家で感じた、『奥ゆかしさ』やストーリーと
共に生きて行く暮らしを残していきたいと感じました。

壊れたら新しいものを買うのではなく、
直していくことの大切さも、
そこに歴史や命が宿っていると思えるような
そんな今回の体験のお蔭でより感じられるようになりました。

一つのものを丁寧に扱い、手入れを怠らずに
暮らしていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田　海