今日のカグヤクルー日記

クルーそれぞれの理念の実践や気付きを交代で掲載しています。

2017/03/01

「出逢いの季節」

こんにちは、奥山です。

昨年7月から通いはじめた機織り。

今通っている工房の男性メンバーだけで
4月に作品展をしよう!となり、
せっせと織っています。

織ることに加え織った布を使って
今回仕立てまで行うため、
工房へ行くといつも初挑戦ばかりです。

どんな糸でどう織ろうかスケッチして
イメージをしてみても、
いざ織り始めるそうはいかなかったり、
新たなインスピレーションを得たり様々です。

奥山①

奥山②

ある方がこんなことを言っていました。

「この織はものをつくるための織りではなく、
まだ見えていない自分を見つけるためのものでもあります」

本来なら作るものを決めて色もデザインも
逆算して考えるのかもしれません。

でも、やったことがないことは
そんな逆算もあてになりません。

それ以上に色鉛筆で色を重ねていく楽しさや
織っていると工房の方が「素敵だね!」と
声を掛けてくれること、それはどれもこれも
人と人の間だから感じられる温もりなのだと感じています。

織りながら考えて、織ってから何を仕立てるかを考える。
一体どうなるのか自分でもわかりません。

3月は別れの季節でもありますが、
出逢いの季節でもあります。

経糸と横糸を使って自由気ままに絵を描くように
まだ見ぬ自分に出逢えたらと思っています。

 

ミマモルジュ
奥山 卓矢