こんにちは。大河内です。
カグヤでは「徳報酬」という実践を行っています。
これは、仲間の働きの中にある『徳の宝』を見つけて表彰する
というもので、お客様の元でも新たに始まろうとしています。
「見返りを一切求めずに誰かのために祈り、自分を捧げるような
生き方の思いや行い(徳の宝)」を見つけては、用紙に記入して
毎月の初心会議の場で、それを読み上げることを行っていますが、、
そのような仲間と、その徳の宝に支えられて自分たちが
働けていることに仕合せを感じ、皆で味わえるその歓びがまた
新たな徳の宝を生み出しているようにも感じます。
二宮尊徳の逸話の中にも「根っこ掘りの男」の話があります。
人並みの開墾作業が出来ないために、切り株を取り除くという
見栄えのしない面倒な仕事をし続けた一人の老人の話ですが、
「お前は、他の誰もがしたがらない仕事を、人目を気にせずに、
誠に村人の為になることだけを考えてしてくれた。邪魔な切り株が
取り除かれたお蔭で、我々の仕事は大変しやすくなった。」
と、尊徳はその老人に最も高い栄誉と報酬を与えたと言います。
一人前の仕事が出来なくても、自分の出来ることで精一杯、
皆のために自分を遣っていたこの老人の思いや行いも素敵ですが…
その隠れた徳行を見つけ、皆に示してくれた二宮尊徳の
徳を観るまなざしにも、また高い徳を感じられる話だと思います。
いつも仲間とその徳行に支えられて今の自分があることを忘れず、
徳の宝に気づき、見つけられる自分でありたいと思います。
ビジョンリスナー
大河内 盛友