今日のカグヤクルー日記

クルーそれぞれの理念の実践や気付きを交代で掲載しています。

2016/02/18

「聴福人の交代」

こんにちは。宮前です。

もう何年も前から社内で取り組んでいる「一円対話」。

ひとつの円になって、皆で対話し聴き合う中で、

いいところを見る視点を養ったり、

仲間は勿論、自分についても
新たな一面や持ち味を知る機会になったり、

働く目的や会社にいる意味、
皆で目指す方向性を含め、
理念や初心、原点を確認し合えたりと・・・

なんだかありがたく、幸せな気持ちになれる
大事な実践のひとつですが、

この一円対話に大きく影響するのが、
進行役の「聴福人(ききふくじん)」の存在。

かつてはFT(ファシリテーター)と呼んでいましたが、

参加者をひっぱって進行するわけではなく、

参加者の声を、信じて聴くことで
良いも悪いもなく全てを「福」にする・・・

という感覚が強いこともあり、
呼び名を変えるようにしています。

そんな一円対話は、社内だけではなく、
お客様も実践していますが、

最近では、ちょうど色々な保育園で、
聴福人が交代するタイミングが相次いでいます。

1年、2年、もしくは3年と、
聴福人を経験された先生たちから、

新たに園内で選出された先生たちへと、
引き継がれていくその時、

これまで聴福人を務めて下さった先生たちへ
感謝や労い、尊敬や希望、祝福の意味を込めて
私たちから「表彰状」を贈らせて頂いています。

ちょうど先日も、
直接表彰状をお渡しする機会や、

直接お渡しできなかった園からも、
当日の授与式や選挙の様子が分かる資料を
共有して頂くことがありました!

聴福人の交代

表彰状を準備する時や、お渡しする時は、

聴福人に選ばれた当初の頃から、

その後も、色々な気持ちを抱えながら
自分のために、皆のためにと、

一円対話や研修に取り組まれてきた
先生たちがいつも思い出され・・・

とても感慨深い気持ちになります。

そして、先生たちの試行錯誤や奮闘ぶりと共に、
自分自身もそんな毎日だったことを思い出し、

ありがたいことに、先生たちと一緒に
成長させてもらえていることを感じます。

働く中で、沢山のご縁を頂いていますが、

違う場所にいても、
いつまでも、先生たちと一緒に
信じて聴くことを大切にしながら、

子どもたちが安心できる
「福」の社会を築いていけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子