こんにちは、眞田由莉です。

息子が通っている保育園では、
その道を極めた子に贈られる
“マイスター”というものがあります。

折り紙マイスター、絵本マイスター、跳び箱マイスターなど
色々とありますが、
ただ上手なだけでは称号はもらえず、
そのあとの片付けまで気を配れることが条件なようです。

そして息子が先日、初めてもらった称号が
“お片付けマイスター”です。

息子はブロックゾーンが大好きなのですが、
皆が遊んだあとは大量のブロックが残ります。
そしてお片付けになると皆なぜかフェードアウト…(笑)
というのはよくある光景だと思います。

その場に残ったのは数人。
そこで息子は自分が着ていたシャツを脱ぎ、
そのシャツでブロックをたくさん包んで
ブロック入れにザザーッと運んだらしいのです。

それを見ていた友達が、「ショベルカーみたい！」と盛り上がり、
どこかへ行ってしまった友達も戻ってきて
みんなで楽しく片付けができたようです。

片付けの終盤頃に私がお迎えに行ったのですが、
遊んでいる時よりも楽しそうに片付けをしている姿に
とても驚きました。

先生から「とっても助かったよ」と声を掛けられ、
黒板に“おかたづけチャンピオン”と名前を書いてもらうと
顔を赤くして、静かに喜んでいる息子。
そんな姿を見て、みんなからもらったマイスターだなぁと感じ、
やっぱり見える形で褒められるのは、
子どもでも大人でも嬉しいことだと感じます。

カグヤでも毎月、見返りを求めない行いを表彰していますが、
それを聞いた周りのクルーも、
見習いたいという気持ちを持ったり、刺激を受けるものです。

一人でお片付けするよりも、みんなでやった方が楽しい。
一人で遊ぶことが多かったお片付けマイスターが
これからみんなとどんな成長を遂げていくのか、
見守っていきたいと思います。

美化コーディネーター
眞田　由莉