ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/03/25

「初心」

先日、お客様のところへお伺いする前に、
多度大社へお参りに行きました。

多度大社はウィキによると

「天津彦根命(天照大神の第3子)を主祭神とする。
天津彦根命は当地の豪族・桑名首(くわなのおびと)の祖神である。
天津彦根命が天照大神の御子神であることや
参詣のための街道沿いにあることから伊勢神宮との関係が深く、
「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」とも詠われた。」

とあります。

地元の方にお聞きすると、
「伊勢神宮→熱田神宮→多度大社」
をお参りするのが昔からの習わしとお聞きしましたが、
その理由についてはお聞きせず、その後調べてもわかりません。

山奥へ歩き、参拝し、一番奥にまで行くと
本宮がありました。

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10を超える末社一つ一つに手を合わせ、
本宮に向かい、手を合わせると、
大きな風が吹き、他力を頂いたような
何とも言えない清々しさを頂きました。

仕事をしていると、上手くいったときも
うまくいかなかったときも、自分の力次第というような
そんな気持ちになりがちです。

しかし実際のところは、どれもこれもが何かのお陰様であり、
自分の力を過信すればするほどにそのお蔭様の力をお借りすることが
出来ないのだと、その時はっきりと感じました。

このところ、お客様とのやり取りの中で、
当たり前のように「お客様の為に」
「その園の先生の為に」という目線になってしまう事が多々あります。

確かに私の初心は
「あなたに会えてよかったよ思ってもらえる一日を過ごす」
という事ですが、その大前提は、
その「あなた」の為にではなく、「子ども」の為にです。

子どもたちの為にやりきることが結果として
「お客様」の為になり「先生」の為になったら。。。

これほどありがたいことはありません。

しかし、「子どもの声を届ける。伝える。」その初心からずれてしまっては
私が働く意味がありません。

そんな時に、こうやってお参りに伺い、初心に立ち返り、
私心を取り外してもらえる体験は、本当に有難い経験です。

どんな時も、「子どもたちの声」を聴ける自分自身でありたい。
そして届けられる自分自身でありたい。

だからこそ、日々初心から振り返り、
一歩一歩を積み上げていきたいと思います。

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ミマモリスト
眞田 海