ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/05/19

「プロセスを味わう」

先日のGWの過ごし方を考える時、
4月に子どもたち二人の発達チェックを行ったのですが、

子どもたちの発達課題を見てみると、
健康の領域や環境の領域の部分が多く、

特に【危険回避】や【体を動かす遊び】
【自然事象】や【生活】に関する発達課題に対する環境が足りておらず、
自ら発達するには難しいことを感じていました。
特に下の息子の発達課題が自然体験のところが多かったのです。

そこで、GWはキャンプを行って、普段の食事の準備や調理、
後片付け、寝ること、水を用意することなどを遊びながら体験しながら
発達してもらえたらいいなと思いつきました。

しかし、、発達課題に合った環境を用意していきたいというのも、
キャンプがいいんじゃないかと言うアイディアも、
実際のところ自分も(が)やりたいこと。

子どもたちが興味関心がなければ、
親がやりたいことの押し付けになってしまいます。

ふとすると、相手の状況や気持ち、
発達よりも自分のアイディアや想いを優先してしまう事もあるかもしれません。

結果的にはキャンプはとても楽しく、家族としても
日頃体験できない時間の過ごし方や協力する体験を積み重ねることが出来ました。

下の子は、「帰りたくない!また行きたい‼」と大満足でしたし、
上の娘は、薪や炭を使った調理、火の起こし方、テントの設営などを
独占したがるほどに楽しんでいましたが、、、

よくよく考えると、妻も子どもたちも私に付き合ってくれたようにすら思えます。。。

計画建ての最初から家族の声に耳を傾けて、、、
むしろ、日々に耳を傾けて自分を活かしていけるように。

ご縁に生きるのであれば、プロセスに志は宿るからこそ、
至る所までのプロセスを大切にし、

「頂いている機会」に「我欲を詰め込むこと」を辞め、
「頂いている機会」を「一緒になって考えていく」プロセスを
味わってきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海