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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

大寒卵

先日1月20日には、令和最初の「大寒」を迎えましたが、せっかくならこの時期ならではの面白いことがないかと思い調べてみると・・・「大寒卵」なるものを発見!

 

大寒は、1年を24の季節に分けた二十四節気のひとつであり、1年の最後の節気ですが、(次の節気は1年の始まりである「立春」)大寒卵とは大寒の日に生まれた卵という意味で、健康運と金運によいそうです。^^

 

・・・というのも大寒の頃は、日本が一番寒い時で気温も一番低くなる時期のため、昔は鶏も卵をあまり産まなくなり、それだけに時々生む卵は、滋養に富んでいるので、健康によいと考えられ、

 

また風水では、大寒の中には更に「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」という鶏が春の気配を感じ、卵を産み始める時候があり、一年の内で、最初に産む卵を食べるということで縁起がいいとされていたり、

 

黄色はお金を呼び寄せる色ということで、大寒に生まれる卵は黄身が特に大きくて濃いとされるから、金運がアップするといわれているようです。

 

そんなわけで、実際に注文してみることにし・・・

 

 

会社の皆でランチに、カグヤの「むかしの田んぼ」でとれた新米を炊いて、卵かけご飯でいただくことに。

 

 

濃厚でコクがあり、まろやかなうまみで、しかも卵黄においては箸でつまめるほどの驚きの弾力! 笑

 

 

そんなわけで、縁起物を皆で楽しくおいしくいただいたわけですが、

 

昔は、今のように1年中いつでもスーパーで卵が売っているわけではなく、鶏も寒い冬の間は卵をあまり産まず、ましてや大寒の日のように一年でもっとも寒い日の卵は、めったにない本当に貴重なものであり・・・そんな大寒卵には、今の私たちにはきっとはかりしれない切実な思いが託されていたのかもしれません。

 

縁起物をいただく際は、そんな昔の人を思い浮かべ、感謝の心をもって頂きたいものです。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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