自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/07/06

どれも大事な存在

昨日のブログとおり、
七夕の室礼では、夏野菜を盛りましたが、

今回の盛り物の中には、

全部きれいなものばかりではなく、
あえて、疲れたものを・・・ということで、

少しヨボヨボ気味のグレープフルーツを。

家庭をみても、
子どもがいて、親がいて、祖父母がいて・・・

社会をみても、様々な世代の人がいて・・・

そうして成り立っていることこそ、自然なこと。

ですから、盛り物も、
そんな様々な世代を表現しています。

そして、年配に見立てたグレープフルーツは、
「若い者の後ろにまわる」ということで、
控えめに後ろの方に盛りました。

「きれいなのがいい」「若いのがいい」「新鮮なのがいい」と
思いがちでしたが、

どんな存在も、それぞれに価値があり、
助け合って生きているのだから、

偏ったものの見方ではなく、
「どれも欠けられない大事な存在」として、
受け容れていきたいです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子