こんにちは、眞田です。

梅雨明けをしても激しい雨が続いたり、
大気が不安定ということで、今年は一度も本格登山に行っていなかったのですが
（夏休みに家族でハイキング登山はしましたが。。。）
先日、久しぶりに八ヶ岳へ友人と向かいました。

体調の事も考え、前夜のうちに登山口（1700メートル）に行き、
テント泊で高度順化をしたのですが、この日も雨。

それでも、深い森に囲まれ、心地よい雨音に癒され、
この日、今年一番の深い眠りにつくことが出来ました。

朝4時半に目覚めたときは
「やっぱり自然の中で寝ると違うなぁ」と改めて感じましたが
気が付くと豪雨。当日のルートを短縮しスケジュールを見直し、
雨脚が治まるのを待ちました。

予定より2時間遅れの7時。神社へお参りしてから出発です。

奥深い森の中を歩み、登っていくこと5時間。

標高2800メートル付近まで登ってきます。

ここまでくると、自然への畏怖心を自分自身の中に
感じ始めます。

自分の中に傲りはないか。

身体と、大地と、天と向き合っているか。

標高差1200メートルを登り、そして下るという単純なこの実践ですが、
身体や心が発するメッセージをちゃんと受信し、理解するプロセスは、
毎回正しく自分を調律する機会になっているとともに、
自分も自然界の一部なのだと感じさせてもらえる機会となります。

下り終えた最後の最後。
今回は、ニホンカモシカが出迎えてくれました。

じっと、見つめるその瞳の神々しさに包まれ
ここまで無事に来ることが出来たのも、この方々のお蔭なのではないかと
心が感じてしまう瞬間でした。

心と身体を正しく調律してくれること、
そして見守ってくださる自然の有難さに
感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。

ミマモリスト
眞田　海