コンストラクトの整理2

次に「新たな価値を創造する力」についてコンストラクトに関するコンセプト・ノートの記述では、「新たな価値を塑像するためには、生徒は新しいアイデンティティや視点、経験に対する目的意識や好奇心、開かれた考え方をもつ必要がある。新たな価値を創造していくためには、問題解決のために様々なアプローチを見つけようとする批判的思考力や創造性が必要であるし、複雑な問題に対する解決策を見つけ出すために他者と協働することが求められる。また、そうした解決策がうまくいくかどうかを判断するために、新しいアイディアに機敏に挑戦してみることや、そうした新しいアイディアに伴って生じるリスクを管理していくことが求められる。さらに、新しい考え方や発見に基づいてアプローチを変えていくことができる適応力も必要になる。」とあります。代表的なコンストラクトとして、「目的意識」「好奇心」「開かれた考え方」「批判的思考力」「創造力」「機敏性」「協働性」「リスク管理」「適応力」とあります。

「対立やジレンマに対処する力」について、コンストラクトに関するコンセプト・ノートの記述によると、「対立やジレンマに対処していくためには、まず認知的柔軟性や他者視点の獲得といったスキルを身につける必要なある。これによって、物事を違う視点から見たり、異なる見方がどうして対立やジレンマにつながったのかを理解することができるからである。また、自分たちとは異なる見方をする他者に対して、共感性や敬意を示すことも必要であるし、一見相反する問題を解決するために、新しい解決策や、それまでとは異なる解決策を考え出すために創造性、問題解決能力もひつようになる。そうした場合には、紛争解決力が特に重要になる。対立やジレンマに対処するためには、複雑で、ときには困難な意思決定をする場合も生じ得る。それゆえ、レジリエンスであるとか、複雑さや曖昧さに対する寛容さ、他者に対する責任感などを培っていくことも必要である。」とあります。代表的なコンストラクトは、「認知的柔軟性」「他者視点の獲得」「共感性」「敬意」「創造性」「問題解決能力」「紛争解決能力」「レジリエンス」「寛容さ」「責任感」とあります。

「責任ある行動をとる力」について、コンストラクトに関するコンセプト・ノートの記述では、「責任ある行動をとっていくためには、強力な道徳的指針、統制の所在、誠実さが必要である。それによって、自らの行動の結果が他者のより広い利益につながるかどうかの判断をすることができるのである。思いやりや他者への敬意も重要な要素である。批判的思考力は自他の行動を振り返るものとして活用することができる、責任ある行動をとるためには、自己意識、自己調整や省察的思考力を身につけることが極めて重要になる。また、責任をとる前に信頼を築くことも重要である。仲間や教師、親から信頼されている生徒は、より自らの行動に対して責任を取ることができるだろう。」とあります。代表的なコンストラクトして、「統制の所在」「誠実さ」「思いやり」「敬意」「批判的思考力」「自己意識」「自己調整、省察的思考力」「信頼」とあります。