情報記事

「体操、サッカー、乗馬。こういったスポーツは健康的で子どもたちの精神的、肉体的発達につながります。あなたが子どもにスポーツを勧めるときのための情報を提供しましょう。両親や祖父母たちは、子ども時代の余暇時間には新鮮な空気の中で過ごし、木登りや、森林、牧草地を走り回っていたものです。ところが今日の子どもたちにはこういう運動機会を逃していることが多い。だからスポーツはとても重要なものです。

2012年の調査によると、子どもたちは宿題をする前に、余暇時間としてテレビを見ます。そして1日のほとんどを座って過ごしている。だからこそ運動能力、バランス感覚、協調性、身体の意識を養うために、子どもたちは体を動かすことが必要です。走ったり、ジャンプしたり、投げたり、登ったりすると、筋肉は訓練され、骨は強化されます。また、運動は太りすぎを防ぎ、そして重要な社会的能力の促進にもつながります。せひとも、あなたのお子さんにスポーツを勧めてください。スポーツクラブは子どもや若者のためにスポーツの幅広いプログラムを提供しています。それらのプログラムはとてもエキサイティングです。そしてお子さんにどのスポーツするか自分で決めさせてあげてください。多くの子どもたちは様々なスポーツを試しています。10歳までの子どもにとって、こういう「お試し」は価値あるもので、理にかなっています。そのため高価なスポーツ用品をすぐに買うようなことはせず、数か月を待ってください。」

というような調子です。わかりやすく、保護者にどのように訴えればよいのか参考になりますね。この筆者のフォン・クラムさんは食品関係や家族関係の話題に強い人だそうですが、この記事は学術論文でもなく、簡単に読めるものです。もう一歩踏み込むと「どこかで聞いたような」内容も含まれていると高松氏は言います。そういう意味では、ドイツの一般的な親が考える、「子どもとスポーツ」の感覚に訴える内容だと理解できるのではないかと言います。ちなみに記事の最後には広告記事らしく、次のような一文がついているそうです。

「当店のオンラインショップでは、様々なスポーツ関係の商品をご用意しております」。そして続きには「子どもに人気のあるスポーツ」がコメント付きで並んでいるそうです。しっかりした報道メディアや専門誌でも、しばしば子ども向けのスポーツが紹介されますか、種目については比較的重なるようです。高松氏は、それらを順番に紹介しています。競技名にキャッチコピーのようなものが添えられ、競技についての解説や効果が書かれています。

ドイツでは、親から強制的に何かをやらせるというようなことはなく、子どもの自主性を重んじることが多いのですが、それでもキチンと保護者はそれぞれのスポーツにはどのような効果があり、子どもの何を育てようとするのか乎きちんと考えてほしいという姿勢が見られます。これは、私がセミナーの中で話をしたことでもあるのですが、園でのものを購入する時カタログを見ますが、そこには、そのものの写真と価格が掲載されていて、その使い方、またそれを使うときの意味、使うことで子どもの何を育てようとするのかを保育業者は伝えようとします。そして、カタログの写真の多くは、それを使っている子どもの姿が映っています。その中で、必ず車いすの子も映っています。このようなことからも姿勢がわかりますね。

情報記事” への6件のコメント

  1. 「お子さんにどのスポーツするか自分で決めさせてあげてください。多くの子どもたちは様々なスポーツを試しています」といった紹介文は驚きですね。スポーツを通して「主体性」「社会的能力」を育もうという明確な考えが感じられます。決して「競争心」「我慢」という、一見スポ根のような目先の目標ではなく、その先にある生涯教育の礎となる視点に目を向けていくことは、広い意味での「育児支援」の形でもあるのかもしれません。地域柄というのもあるかもしれませんが、家庭での不適切な養育スタイルが後を断ちません。保育園のみでの子どもへのアプローチには限界があることをひしひしと感じています。これからは、保護者にどのように発信していくべきかを考えていく必要があることを再認識しました。

  2. いかに体を動かすことが重要であるかということがしっかり伝わってくる文章でした。親としても改めて考えるきっかけをもらえたように思います。「2012年の調査によると、子どもたちは宿題をする前に、余暇時間としてテレビを見ます。そして1日のほとんどを座って過ごしている」とありましたが、この傾向は2021年現在、さらに加速しているように思います。やはり座っているだけでは学びというのは限定的になってしまいますね。体や脳に入力された感覚を出力として出していくということが学びそのものですが、まさに運動、スポーツにはそれがあるのかもしれません。私も小さな子どもがいます。普段、保育園でそれらのことはしていると思っているので、安心している部分もあるのですが、やはり休日には可能な限り身体感覚を使って遊べるようにとは思っています。そういう意味では保育はかなり重要な役割を担っているなと改めて思います。

  3. スポーツにしても、遊びやそのための遊具にしても、その意味というか、効用というかが、示されていると、親がわが子のために選択する上で、参考になりますね。まぁ、親として、これがいいとか、あれがいいとか、子に勧めた経験をもち合わせていない私には、偉そうなことは言えないのですが、そんなふうに思います。「走ったり、ジャンプしたり、投げたり、登ったりすると、筋肉は訓練され、骨は強化されます。また、運動は太りすぎを防ぎ、そして重要な社会的能力の促進にもつながります。」まことにこの通りですね。日本の子ども向けスポーツクラブで「私たちのクラブは、このスポーツを楽しむことを目的としております。試合に出ることはありますが、勝ち負けは二の次です。楽しむことを一番だと考えます。」と広告を打ったとして、果たして子どもたちは集まりますかね?

  4. ドイツの紹介文を読んでいると、自分のところに入会しましょう、というような内容ではなく、スポーツを子どもがすることでどういう効果や効用があるのか、その子の将来を考え、ひいてはドイツという国の将来のことを考えているような内容であるように感じました。読んでいると、自分たちの私利私欲に走ってしまっているような印象を日本の広告等には受けましたので、国の将来について考えや議論がされづらい環境であるんだろうと思いました。もちろん全部が全部そうではないでしょうが…。このような文章一つとっても違いがあること、根幹が違うということの重みを感じます。

  5. なんともドイツっぽいといいますか、しっかりと意図と意味が掲載された内容で書かれているのですね。しかし、実際にもこういった意味合いをしっかりとのせているところは選びやすいように思います。これは幼稚園などの園見学でも同様のことが言えるように思います。しっかりと理解して入ってもらうことで、子どもがここにくるメリットをしっかりと理解してもらう必要があると思います。また、親のニーズに合わせるためにしっかりと自己アピールであったり、理念を打ち出すこと、そして、その原理原則を伝えることは非常に重要なことでもあるように思います。また、日本の場合、入会費や月謝といった「習い事」という側面も強く、気軽に楽しむというような雰囲気でもなく、費用対効果を求めてしまうところもありますね。その一端には保育や教育において「運動」というものの捉え方が変わっていないことも関係しているのかもしれませんね。

  6. 子どもを体育会系の畑に入れたくない一心からスポーツクラブからの勧誘を断り続けています。しかしながらドイツのスポーツクラブにはそのような雰囲気や風土がないのでしょうから、子どもにスポーツを勧めることは当然のことなのでしょう。そう思うと、我が家の子どもたちは他の子よりも運動量が少ないかもわからず、大人になった時に、どのような弊害もないよう、ただただ祈るばかりです。

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