家庭では

家庭をプレイフルに学ぶ場にするにはどうしたらよいでしょうか?親が本気で楽しんで子どもの学びに参加できるのが家庭での学びの魅力です。親こそ「ガイドされたプレイ」の主役として適任であるとキャシーは言います。あなたの家庭を6Csに満ちた場にする方法はいくらでもあるというのです。

既に6Csについてキャシーは説明していますがその中で、私たちと子どもがどのように6Csを見つめ直すか、いくつかヒントを示してきました。日々必ず行う活動を6Csの観点でちょっとアレンジするだけで、子どもと一緒に面白がって6Csを学ぶ場になるというのです。難しく考える必要はないというのです。夕食の準備、そして後片づけの手伝いの中でコラボレーションし、コミュニケーションすることは十分学べると言います。夕食を一緒にとる時間、そして食後の時間は語り合いの時間になります。その日、どんなことがあったのかを家族で語るといいと言います。起こった出来事について話し合えば心が落ち着くでしょう。夕食後十分から十五分の時間を作って、パズルをしたり、謎解きをしたり、好きな歌を歌ったり、学校で行うディベートでどう議論するか対策を練ってもいいでしょう。算数の空間把握能力がパズルで高まり、家族での謎解きが、テストで問題を解く時のクリティカルシンキングの力に繋がるかもしれません。しかしあくまでも主客転倒しないように気をつけないといけないと注意します。学校の学びのために家庭の学びがあるわけではなく、6Csを面白がりながら伸ばす場を作ることが何よりも大事なことなのだというのです。

では、地域をプレイフルに学ぶ場にするにはどうしたらいいのでしょうか?地域をプレイフルで知的な場に変える方法もあるとキャシーは言います。テルアビブ出身の建築家イタイ・パルティと共にキャシーらは、アーバンシンクスケイプと呼ぶ新しい実験建築をデザインしているそうです。これまで当たり前に街に存在した物を学びの装置に変えてしまうそうです。地面へ物語のアニメーションを映し出すライトを古いバス停に設置して模様替えしたり、べンチの背もたれにパズルを設置したりするそうです。ウィリアム・ペン財団の支援によりこの構想は現実のものになろうとしているようです。

スーパーマーケットの中にある様々な表示や看板をちょっと面白いものに変えてみたらどうでしょうか。オクラホマ州タルサでカイザー財団の協力を得て、店内を冒険の場に変える試みを始めているそうです。子どもは表示を見て違った種類の林檎を探したり、クリティカルシンキングを刺激されたり、タワーのように積み上げられた野菜の缶詰を調べて算数をしたりします。

近所の公園や子ども博物館に出かけてみるのはどうでしょう。子どもはこうした場所が大好きで感性を思いきり羽ばたかせて自由に学びます。6Csを意識して展示や活動をデザインすれば、更に素晴らしい場所に生まれ変わるだろうとキャシーはいいます。そう考えて彼女らはニューヨークのセントラルパークで「究極のご近所パーティ」を実施したそうです。その日都市にある普通の公園に、子どもが遊びながら科学について学ぶための28の活動が突如出現したのです。何とこのイベントに5万人を超える人々が集まったそうです。多くの人々が子どもに教え込まない、新しい学びの方法を渇望していたのだとキャシーは言います。