ピスタ

 年末になると、飲みに行くことが多くなります。しかし、以前、ブログで書きましたが、私はできるだけ「内飲み会」にしています。外で飲むと、ちょっと飲んだつもりでも一人当たり、3?4千円くらいしてしまいますが、私の家での内飲み会ですと、大体会費はワンコイン500円くらいで済みます。そして、何よりも気を使わないで仕事の話ができます。
 また、内飲み会のいいところは、参加者がそれぞれいろいろなものを持ちこんでくるという楽しみがあります。そんなとき、参加者の好みが出ることと、私の好みは何であるかをどう考えているかもわかります。また、集まると大体ビールなどを飲むことも多いので、おつまみと言えば何を思い出すかも人によって違います。多くの人は、枝豆を思い出しますが、そのほかには、ナッツ類のことも多いようです。いつも持ってくるナッツと言うと、ピーナッツが代表ですが、そのほかにアーモンド、カシューナッツ、くるみがありますが、最近必ず持ちこんでくるものに、「ピスタチオ」というナッツがあります。ピスタチオは、食べ始めたら止まらなくなってしまいます。このピスタチオは、紀元前1世紀に、ローマ皇帝が地中海沿岸の原産地からローマへ持ち帰って以来、高値で取り引きされた高級品でした。旧約聖書に登場する「シバの女王」も現在のイラクあたりのピスタチオを独占していたと言われています。
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ピスタチオと言うと、白くて硬い殻に入っていて、その割れ目から二つに割って中の緑色の実を食べますが、実は、それは、「実」というより「仁」と言った方が正しいようです。この「仁」というと、なんだか懐かしいですね。それは、梅干しを食べた後の硬い種を割るとさらに種のようなものが入っています。それを子どものころに必死でとりだしたことがあります。それが仁というもので、果実の核のようなものです。ピスタチオは仁の色の美しさから、「緑色の宝石」との別名もあるくらいです。
その味、姿だけではなく、いま、ピスタチオなどナッツ類の健康効果が世界中で注目されています。アメリカやヨーロッパの国々では栄養豊富なヘルシースナックとして毎日の食事に意識的に取り入れられているほどです。ナッツ類は、「太る」「ニキビになる」「コレステロールがたまる」などと思われていますが、ピスタチオにはビタミンB群や食物繊維、カリウムなどがバランスよく含まれており、主成分は脂質ですが、そのほとんどはオレイン酸という一価不飽和脂肪酸です。これはオリーブオイルと同じ良質な植物性脂肪で、コレステロールはゼロなのです。摂り続けることで肌や髪にもつやが出てきます。また、体内で酸化されにくく、血液中の善玉コレステロールは減らさずに、悪玉コレステロールを減少させるという働きもあります。中性脂肪を減らす効果もあり、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病予防、心臓病のリスク軽減などにも効果が認められています。ナッツの主成分であるオレイン酸を主な油脂源とする地中海型食生活の国は、WHO(世界保健機関)健康長寿世界ランキングの上位を占めています。2003年には、アメリカ食品医薬品局(FDA)により、ピスタチオは心臓病予防効果が期待できる食品のひとつに認定されています。
また、アメリカにおける食生活指針ではピスタチオなどのナッツ類は脂質の摂取源として好ましい食品であるとして推奨されています。
また、日本でもピスタチオの効果が言われています。細胞の内外の水分バランスは、カリウムとナトリウムによって保たれています。ところが塩分の摂りすぎでナトリウムが過剰になると、血管や血圧に影響を及ぼしてむくみの一因になります。カリウムには、余分なナトリウムを体から排出してくれる働きがありますから、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2005年版)で、「減らすべき栄養素」としてナトリウムが挙げられています。そして、カリウムを多く含む食品を摂るといいと言われています。カリウムが不足すると疲れやだるさなどの症状が起こり、手足のしびれや痙攣が起こることもあります。お酒を飲んでもカリウムは失われるので、カリウムを多く含むピスタチオは格好の供給源で、おつまみで積極的に補給することは理にかなっているようです。

ピスタ” への7件のコメント

  1. どうしても銀杏を想像してしまうピスタチオですが、ジャイアントコーンやカシューナッツとの食感の違いを楽しみながら食べるのが好きです。ナッツ類は、気をつけなければつい食べ過ぎてしまうので、私にとっては扱いの難しい食品です。それはいいとして、内飲み会でどんなものが持ち込まれるか、いろんな好みが集合するとどんな場になるのか想像するのは楽しいですね。出雲屋安兵衛さんがソレを持参するのであれば、私はアジのみりん干しにでもしましょうか。

  2.  私も家でお酒を飲む場合、豆類は欠かせません。ピーナッツやクルミ、カシューナッツなど色々種類がありますが、やはりピスタチオは別格なくらい美味しいと思います。ただ美味しいという理由だけでピスタチオを食べていましたが、こんなに栄養価があるとは思ってもいませんでした。よくお酒を飲みすぎると太ると言うのは当たり前ですが、その原因の一つにおつまみが原因もあるそうですね。その点、ピスタチオはコレステロールがゼロで、ビタミンや食物繊維がバランスよく含まれているのは、助かります。別名の「緑色の宝石」と言われるのは納得します。

  3. ピスタチオ、それほど頻繁に口にすることはありませんが、今回のブログにより開眼!家内にも教え今後のおつまみにしてもらおうと思います。「コレステロールはゼロ」「中性脂肪を減らす」「高血圧や動脈硬化・・・心臓病のリスク軽減などにも効果」と来た日には生活習慣病の救世主ピスタチオ様?です。そして「オレイン酸」!は長寿の油脂源。意識的に頂くようこれにも配慮しなければなりません。塩分控えめ!と言われ続けて40年、塩それ自体は問題はありませんが、残念ながらナトリウム摂取過多、カリウム不足にはやはり気をつけていかなければと思います。

  4. 飲み会のおつまみとなると、私は枝豆派でした。それは外で飲んだときであって、うちで飲むときはピーナッツやピスタチオをたべることが多いです。それにしても、ピスタチオはそんなにも体にいいんですね。今までそんな風に見たことがなかったのですが、新しい発見でした。旧約聖書にも出てきたとあって、昔から貴重な食料であり、高貴な人しか食べられなかったものが今は普通に食べれるというのに面白さと歴史を感じるような気がします。そういうことを考えながら食べるとまた感慨深いですね。

  5. 昔からナッツ系のものは風呂上りのビールのつまみとしてよく父親が食べていました。ビールは飲めないかわりにそれを父と一緒に食べるのが楽しかったのを覚えています。と同時に母に食べ過ぎるとニキビが増えると言われた事も覚えています。個人的にピスタチオはとても好きなので内飲みでも外飲みでもあればよく食べていますが、こんなに健康的な食べ物だったとは驚きました。そしてとても歴史の深い食品ということにも驚かされました。

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