ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/01/11

「魂の世界」

今年熊野神社で頂いた「大吉」のおみくじには
こんなことが書かれていました。

「死ぬる思いも祈れば神の強い力で生き返る
七ころび八起きという。倒れても起き上がり、ころんでも立ち上がり、
力をおとさず、希望をすてず、神様御照覧の下に、正しい道を、
ぐんぐんと進んで行く。ただ此世かぎりの生命ではない。
幾千万年の末までつづく、魂の世界がある。」

これを読んで思う事があります。

子どもたちの主体性や発達する力を信じて見守れる社会に
変えていく事が僕の志であり、カグヤの仕事であり、子ども第一義という理念です。

その理念の実現を、十年数十年という自分の人生の中で達成できるだろうか。
達成できなかったら負けなのだろうか。

そうではなく、自分がその初心、理念を諦めたら負けなのだ。
諦めずに遣りきれば、「生き様」が残る。
それは、何百年、何千年、何千万年という時の中で
唯一理念を実現していく為の有効な手段なのだ。
だから、生き様を残しなさい。

そんな風に聞こえてきました。

ついつい、自分自身の視野も自分の人生が最大限と思ってしまいますが、
実際のところ、親の生き様は子どもに大きな影響を与えます。

私自身、父親の「野生」と母親の「慈愛」という生き方の中で育まれ、
そこに憧れ、尊敬をしているからこそ、その二つを子どもたちに遺していきたいのです。

子ども第一義の理念を自分の生き様で残していけたら
思い残すことはないのかもしれません。

数千万年続いていく時の中で理念のバトンを繋いでいく喜びを
味わっていければと思います。

ミマモリスト
眞田 海