ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/10/29

「畏敬の念」

台風がまた日本に上陸しますが、
先日から大きな台風が立て続けに上陸していることもあり、
気持ちがざわついています。

例年でいうと、6月から10月頃までが台風が上陸しやすい時期ですが、
今年はまだ寒気が日本上空にやってきていないため、
この時期でも上陸するんですね。

なんだか最近は台風が週末に上陸することが多いような気がして調べてみると、
過去5年では日曜日に上陸することが一番多く、次いで月曜日の上陸が多いようですね。

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全くの偶然だそうですが。。。

また、農家の三大厄日の一つとされる
「二百十日(8月31日~9月1日ころ)」の日は、
1951年から2010年までの平均の台風の「累積発生個数」と「平均存在個数」によると
年間で最も多い発生数・存在数だそうです。

「農家の三大厄日」を調べてみると

八朔朔日(はっさくついたち)の略で 八朔-(旧暦の8月1日)

二百十日(にひゃくとうか)-立春を起算日として210日目(9月1日)

二百二十日(にひゃくはつか)-立春を起算日(第1日目)として220日目(9月11日)

とありました。

どれも台風の上陸が多く、風が強いために気を緩めぬようにと
古くから「風鎮めの祭」が行われてきたようです。

聴福庵の再生に携わってから、台風が来ると「聴福庵」は大丈夫だろうか。
と心配になることが増え、台風で心配になる気持ちが増してきました。

自然の力には抗うことはできませんが、備えることはできます。
こんな平和な現代だからこそ、備えたり恐れたりということを忘れがちですが、
本当に忘れてしまっては有事の時に先人の智慧を活かすことが出来ません。

子どもたちに受け渡していきたいものでもあるからこそ、
天気や自然に対する畏敬の念を感じられる環境を
今の暮らしの中でも考えていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海