ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/11/11

「活かす」

今日は関東GTの大会がありました。

170名を超す参加者の中で、
70名近くの学生の方々がいらっしゃいました。

みんな、自分がこれからどんな保育を実践する園に就職するのか、
保育現場とはどんなところなのか。
期待と不安が入り混じる中で参加していたのだと思いますが、
そんな参加者に向けて、藤森先生は

「人間が健康で幸せに長生きする秘訣」について、
105歳で今も現役でいらっしゃる日野原さんの言葉を紹介されていました。

その秘訣は2つあり、
①何か人の為にやっているか(貢献)

人類は他の動物や猛獣と比べて単体ではとても弱く、
地球にいるホモサピエンスの共通の項目は
「支え合う」
「協力する」
「一人ひとりが役割を持っている。」
「笑顔を持っている」
であり、反対に自分の事ばかりを心配したり、
自分にばかり時間とお金を使っている現代人に
鬱などが発生している。

②人に関わっていること
自立心とは?!と思った時、自分でなんでもできることと想像してしまうが、
本来は違っている。保育所保育指針の最初に書かれている事は
「人が支え合うことの必要性を理解する事」が自立だと書かれている。

この2つが健康で幸せで長生きする秘訣とあったとき、
保育の仕事はまさにこの2つを味わえる仕事。

だからこそ、是非良い保育の園へ就職してほしい。
そして、就職する時に気を付けてほし事があると仰いました。

それは、

「自分を活かしてくれるところに就職しなさい
自分を変えて、活かそうとする園には就職しない方がいい。

何故なら、自分を活かしてくれるところは、
子どもに対しても同じように子どものあるがままを活かそうとする園だから。」

この言葉を聴いたとき、保育の奥深さを感じました。
保育というのはなにも子どもだけに向けたことではなく、
大人に向けても同じであり、生き様であり道なのだと感じました。

学生の皆さんへ向けた温かい言葉は
そのまま私自身もそんな人間、働き方、生き方になりたいと
強く思います。

誰かを変えようとするような生き方ではなく、
自分も周りも今いただいているもの活かせる生き方を
目指していきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海