ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/07/27

「誇りに思うこと」

ソフトのバージョンアップの打ち合わせをしていると、
ソフト自体のバージョンアップを行っているというよりも、
このソフトを通じて、私たちは何の価値観を世の中に発信しようとしているのか。

子どもたちの何を守ろうとしているのか。
そんなことを考える時間が多くなります。

ただのソフトでもなく、業務省力をするソフトでもなく
発達を見やすくするソフトでもなく、
保育計画を立てるソフトでもない。

見守るという価値観。
保育者としての誇り。
子どもたちの育ちと主体性を保証していくプロセス。
仲間と協力し合って子どもたちの環境になっていく中で
自分がいかに子どもたちから学び、磨かれ、人格をまとっていくか。

そんな保育という「職業観」だけでなく、
人間としての「人生観」や
共に働くという「共生」の概念。

そういったものを発信しようとしていることに気づきます。

それはソフトを通したフィロソフィーであり、
願いであり、誇りであるように思います。

ソフトの機能をバージョンアップするということは、
そのフィロソフィーに近づくということであり、
ただ機能を増やしたところでツールの変化にすぎません。

ツールの変化ではなく、私たちの変化。
より磨かれた本質的な価値観を追求していくことが
このソフトのバージョンアップには必要なのかもしれません。

まだまだ分かっていませんが、追求していきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海