ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/01/01

「謹賀新年」

あけましておめでとうございます!
今年もどうぞ、よろしくお願い致します。

晴天に恵まれ、新年をスタートすることが出来、
年の瀬には2年参りを行い、妻の実家の駒形神社へとお参りすることが出来ました。

宇気母智命(うけもちのかみ)を祭神とするこの神社。
毎年4月になると合祀する衣笠神社の祭礼が執り行われ、
地元の小学生が三頭獅子とその周囲を舞う幣負いに扮し、
獅子舞が奉納されています。

養蚕が盛んに行われていた時代に繭の豊穣を祈願するために
行われたのが始まりといわれています。

この長野県下随一のリンゴの産地である牛鹿の人口も
現在は総世帯35.人口95名。

2年参りに神社に行くのは私の妻の家族と、
それから別の家族で2家族が定例ですが、
今年は、3家族。

年を越してからばらばらとお参りに来る方々が来られ、
新年のご挨拶を交わしています。

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ここで感じるのは、神社を支える「氏子」という意識です。

どちらかというと東京では、神社と参拝に来る人の関係性は
サービスを提供する側(神社)とサービスを受けに来る側(参拝者)というイメージです。

しかし、ここで感じるのは、どちらも一体となった関係です。
神社の修復も、お祭りも、新年の準備も、全部、自分達で行うからです。

年越しを長野で過ごすようになって2年目。

少しずつ地域にも慣れ、
家族だけでなく、周りの方々と触れ合う機会も増えてきました。

そして、東京の今の暮らしでは感じづらい
「地域性」や「暮らし」を田舎では感じられることに気づきました。

これは子どもたちにとっても自分自身にとっても、
大切な機会であるように感じます。

頂いている機会の有難さを忘れず、
その存在に気付く初心を忘れず、
一年を過ごしていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

ミマモリスト
眞田 海