ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/03/29

「寄り添う」

保育園の先生方から頂いた、
卒園のメッセージやアルバムを見ています。

写真一つ一つ、メッセージ一つ一つ、
どれをとっても、想いが込み上げてきて、
有難さ、感謝の気持ちが湧き出てきます。

妻が体調を崩した一か月以外は、
送り迎えもほとんどしなかった私ですら、
感じるのですから、
毎日、送り迎えをし、子ども達と触れ合い、
帰りには辛抱強く子どもが帰るのを待ち続けた
お父さんお母さんたちは、どう感じるのでしょうか。

どんな時も、子ども達を信じ、長所を見つけ、
その子らしさを認め、ずっとずっと、見守ってくださっていることが
アルバムから伝わってきます。

それは、「育てよう・教えよう・分からせよう」とすることではなく、
「いつまでも寄り添おう」と決めた人達だからだと思います。

それを感じられるのは、日々の声掛けであり、眼差しであり、
行事であり、園便りであり、その園の理念です。

先生たちが、いつも会うたびに声をかけて下さり、

「何を教えたか、育てたか、分からせたか」
ではなく、
「寄り添っていて気づいたすごいこと」

「寄り添っている中で感じたその子らしさ」
を話してくださいました。

そしていつも、「大丈夫ですよ」と添えてくれたのは、

「いつも寄り添っているので大丈夫ですよ」

と言う意味だったのだと今は感じます。

「寄り添わないと分からないこと」

それは、調べたって、人に聞いたって、
ちょっとやってみたって、分からないことなのかもしれません。

本当に「いつまでも寄り添ってみないと分からないこと」なのだと思います。

そんな先生方の凄みを感じさせて頂いている今、
私自身もやはり、その覚悟と生き方を真似ていきたいと思います。

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ミマモリスト
真田 海