ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2015/04/02

毎日の習慣が人を作る

先日、新潟のお客様のところへ訪問させて頂いたときの事です。

副園長先生が今の保育に至るまでのことを教えて頂きました。

「今まで、毎年毎年、行事に明け暮れ、行事の為の保育に明け暮れ、振り返ると
日々、行事の為に準備と保育があり、行事が終わると次の行事。
子どもも大人も、行事が終わる度にまたゼロから始まって。。。
一斉画一だし、、、これでは何も積み重ならない。ぶつ切りの保育じゃ、
子どもの発達を保障できない。そんなことをずっと思い悩んでいたんです。」

「そこでふと保育だけじゃなくて、人が育つって何だろうという観点から
 学んでいた時に出逢ったのが、『毎日の習慣が人を作る』とう事でした。
そこから、毎日の習慣ということと、一斉画一ではなく、一人ひとりの発達にあった
保育とは何だろうと悩みながら、実践しては振り返りという事を繰り返しているんです。」

そんな先生のお話の中で頂いた

『毎日の習慣が人を作る』

という言葉。カグヤでも、毎日の習慣をそれぞれが持っていますが、
やはりその習慣に支えられて、磨かれ、育っていく事を実感しているだけに、
そのシンプルな原理原則に深さを感じます。

毎日と、週3回の違い。
それは、「やる日もあればやらない日もある。」ということでは
習慣とまでは行かず、「いつも欠かさずやっている。」という事が
自分の習慣となり、その習慣が自分を育ててくれるのだと感じます。

自分らしく生きること、人を思いやれること、誰かの役に立てること

こんな風に育ってほしいと我が子には思いますが、
そうであれば、
「いつも自分らしくいられる環境を用意しているか」
「いつも人を思いやれる環境を用意しているか」
「いつも誰かの役に立てる環境を用意しているか」

そんな風に自分自身に帰ってきます。

そう思った時、やはり保育園という存在の有難さに気づきます。

自発的に遊べるコーナーやゾーン、異年齢、発達に合った環境設定。
一つ一つが、毎日の子ども達の習慣を支えて下さっていると感じます。

そんな偉大な見守りから、私自身もまた学んでいきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海