ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/11/01

「一緒に」

丁度研修を担当させて頂いて3年が経つお客様がいらっしゃいます。

改めて3年前のカレンダーを見返しながら、
その園さんとの出来事を振り返ってみると、
いろんな事件が思い出されました。

「参加者から反発があった」
「忙しいから、一円対話をやめたい」
「職員が集まらないから、今月はなしにしようと思う」

研修をするごとに、いろんな声があがり、
初代聴福人さんたちとは、たくさんのやり取りがあったことを思い出します。

あるときは、会社、ある時は出張先の街中で、
あるときは車で。

その時その時に、お話をお聴きする度、

「あぁその気持ちわかるなぁ」という気持ちと、

ただ、だからといってやめてしまえば
自分たちのそもそもの課題が解決しないどころか、
余計に道に迷ってしまうという気持ち。

どちらも自分たちで体験してきたからこその気持ちです。

どちらの声も、正しく、そしてどちらの声も、
今は迷っていて困っている。

だからこその声。

その声に対して、自分が今できる最大限とは何か。

そんなことを3年間、ずっと繰り返してきたように思います。

そしてそんな体験は、むしろいつも先生方から学ぶことの方が多く、

「大変な時だからこそ、一円対話を大事にしているんです」
「短期パートの先生方のお陰で一円対話の大切さをいつも学んでいます」
「聴福人MTGの場が学びが多くて面白いんですよね」

そんな風に言いながら、楽しみながら、純粋な心で園の皆さんに
好循環を与え続けているだけでなく、
振り返りはいつも一人ひとりが自分に矢印を向け、
自分の課題と次への挑戦を決め、来月に挑んでいく。

そんな楽しくもあり真剣でもある聴福人さんの姿には
いつもいつも、心を動かされ、いろんな学びを私自身もいただきました。

さて、そして今、私ができること。

これからもまた、一緒になってお互いに学び、
お互いに実践し、お互いを磨きあっていく関係を築いていくこと。

自分自身が、終わりを設けずに心を開き、
大切なご縁を大切なままにしていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海