ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/10/18

「心情 意欲 態度」

今日は新指針に対応するためにバージョンアップのMTGを
GT役員の皆様に来ていただきました。

新指針の対応もそうですが、
そもそも、見守る保育を実践していく中で

その子の普段の活動の姿から(Do)
発達状況と次の発達課題を理解し(See)
今のその子の状況に合わせた環境を用意していく(Plan)

という流れをこのミマモリングでどのようにしていくと
保障しやすくなるのかということを突き詰めていく機会となりました。

通常はソフトのバージョンアップというのは
新指針や監査や書類に対応したりという感じですが、

「簡単便利」だけではなく
「より本質的で質の高い保育」を行える支援ツールに
バージョンアップしていくことが時代に合わせた
本来のバージョンアップであることに気づきます。

時代も子どもたちを取り巻く環境も、
常に変わりゆく中で、私たち大人が
「簡単便利」ばかりを求めていては仕方ありません。

また、今日のMTGの中で
「心情」「意欲」「態度」という言葉ひとつをとっても
新た学びがありました。

「楽しい」「うれしい」「大変」「いやだ」というのが「心情」
「また」「もっと」という副詞で出てくるものが「意欲」
それらが活動に取り組む姿勢に定着していくのが「態度」ということ。

それは、子どもたちが「もっともっと」というような「意欲」を
持てる環境を用意しているだろうか。
そんな寄り添いができているだろうかと我を省みることであり、
それを怠ると、子どもたちの態度に現れてくるということなのかもしれないと
自分なりに解釈をしました。

振り返ってみると、
家族から自然と「もっともっと」「また」という声を聴けるときほど
嬉しい場であることに気づきます。
そして、その「もっともっと」という声を、
「もう十分だろう」、「それはわがままじゃないか」と
自分の価値観で批判してしまうことがありますが、
今日は改めて、その「意欲」には必ず理由があるのだということを学びました。
この「意欲」の理由を理解せずには「十分なのか」「わがままなのか」
なんなのかは分からないですし、
根本的な寄り添いは難しいのだと気付かせて頂く機会となりました。

これは聴福人としての姿勢に繋がる教えのように感じますし、
自分自身の課題に丁度良い教えを頂いたように思います。

ミマモリスト
眞田 海