ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/06/29

「丸ごと」

今日、お客様の園で一円対話を実践した際に、
リーダーの先生からこんな声を頂きました。

「一円対話では、相手を丸ごと認めるとありますよね。
保育でいえば、それって本当にそうだなと思うんです。
子どものことを丸ごと認めるって基本だなと思うんです。
こうなってほしいという願いに近づけようとするよりも、
そのそのものの存在を認めるということですよね。

でも、大人同士はどうなんでしょうか。
大人も一緒なんですかね。なんだか、大人に対する目線は、
「こうなってほしい」「こういうところが足らない」
そんな風にばっかり見えてしまうんですけれど、
本当は、大人も同じようにその人の存在そのものを認めるということが
大事なんじゃないかなと感じました。」

私自身もその気持ちがとても共感できます。

ひまわりの種に、バラになってほしいと願ったり、
香りが足りないというよりも、
ひまわりの存在そのものをよく見て、
ひまわりの素敵なところやすごいところを理解したり、
知ろうとする自分の姿勢のほうが、ずっと大事なような気がします。

ひまわりがあるがままに育つのと、
バラになろうとして命を使うのとでは
どちらが幸せなのだろうかと感じます。

相手のことを知ろう、丸ごと受容しよう、
長所を見よう、感謝しよう。

そんな実践の中で、自分自身のことも分かってくるように感じます。
自分が何の種を持っているのか。
自分があるがままに育つためには。

同じ眼差しを大切にしていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海