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社内木鶏 ~2019年7月~

7月の「社内木鶏」での気づきをこちらのブログで発信します。

 

【特集】

命は吾より作す(致知 2019年7月号)

 

【選定記事】

・小が大に勝つ経営

・カンボジアの地雷撤去に我が後半生を懸けて

 

【感じたこと】

(人生・仕事にどう生かすか・この1ヵ月木鶏に迫れたか 等)

 

今回は社内木鶏の記事として選定させていただいた2つの記事は、自分自身、読んでみて心が震えるような感動があり、ぜひ皆さんにも読んでもらいたいと思った記事です。なぜそのように思ったのか、それは丸岡さんや高山さんの言葉の奥に、技術やスキル・方法論ではない「想い」を感じ、何を目的にしているのか、がハッキリと伝わってきたからなのだと思います。

 

一つ目の記事の中で丸岡さんは「文化をつくる姿勢がないとダメなんです。」と仰っていました。興味を持って少し調べてみると、店内には「食べたものが血液になる 選ぶこと」とか「テレビCMにダマされないで下さい 自分の舌と頭で判断」などの『社長の書』がポスターで書かれていたり、「“教える”と言ってはおこがましいのですが、お客さまに本当に良いものを伝えることが商人の使命です。そして、そんな良いものを情熱を込めてつくる生産者の想いと価値をお客様に伝えること、それが商人の喜びです」。という言葉や、「とりわけ食においては、売れるものが良いものではありません。コマーシャルに洗脳されたお客様が望むものを売るのではなく、お客様の為になるものを伝え、共感いただき、購入いただく。商人の喜びはそこにあります。」という社長の言葉が紹介されていました。売ることを目的にしてそこから考えるのではなく、人々の意識を変えたり文化を作っていくこと、という大義があるからこそ、「スーパーまるおか」はお客様から支持されているのだと感じられます。

 

また、二つ目の記事の高山さんにおいては、その生き方から戦前の日本人が持っていたであろう精神が伝わってきて、強い感銘を受けました。文中に「カンボジアの活動で大事なものも『何のために』という本質。そこを外さなかったら、支援の形はどうだってええんです。」という言葉があり、地雷撤去はあくまで村人が安全に普通の生活が送れる環境をつくるための一つの手段だと言い切っていますが、私たちもまた、世の中を変えるために様々な取り組みを手段として行っていることを忘れないようにしたいと思っています。

 

今月はロードマップの改善で打ち合わせを重ねたり、ブレストを繰り返したり、それを形にしたり…、そして、「自園・保護者・地域・日本・世界」という風に、徐々にステージが上がり広く影響力が及んでいくような新たなパートナーシップを検討し、実際に動いていくような取り組みを始めていきました。導入研修のスライドにあった「子どもの憧れる会社を目指しています」という言葉を「子どもが憧れる社会を作るために」という言葉に変えてみたこと一つをとっても、まずは自分たちがステージを上げて想いを伝えていく必要があることを感じます。

 

私たちは有難いことに、園様をはじめ理念研修でお会いした様々なパートナーの方々との繋がりがあり、子どもたちの未来に確かなものを遺していくために必要な材料はもう既に十分そろっていると思います。『命は吾より作す』はこの会社にも言えること。今までの御縁や体験を活かし、園の先生方や関わる皆さまと新たなステージへと挑戦していきたいと思います。

 

ビジョンリスナー

大河内 盛友