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毎日更新。カグヤの日々の取り組みをご紹介。

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朝日に匂ふ山桜花

昨日は東日本大震災が起きた3月11日であり、毎年この日に『大切なことを忘れないDAY』という理念研修を行っています。

 

 

今年は先日に知覧の富谷旅館を訪れていたという事もあり、震災に限らずその原点となるようなテーマで「命の尊さ」や「日本人の道徳心」を感じ直す機会として取り組んでいきました。

 

苦難の時だからこそ見えてくる、私たちの日本人らしさやその生き様、そして誇り。

 

そんな人々の姿に美しさを感じるのは、そこに民族の精神を思い出すからなのかもしれません。

 

 

富谷旅館の女将は、「あなたの善さは何ですか?」と問い、「その善さで家族に、地域に、国に、世界に、地球に、どのようなことをして差し上げていますか?」と仰いました。

 

もしこれを同じように、「私たち日本人の善さは何ですか?」と問われたら、どのように答えるでしょうか。「その善さで世界中の人々に、そしてこの地球に何をして差し上げていますか?」と問われたら、なんと答えるでしょうか。

 

永六輔さんの言葉に、次のようなものがあるそうです。
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人って言うのは二度死ぬんだよ。
個体が潰えたら一度目の死。
そこから先、まだ生きているんだ。
死んでも、誰かが自分のことを思ってくれている。
誰かが、自分のことを記憶に残している、時折語ってくれる。
これがある限りは、生きている。
そして、この世界中で、誰一人として自分のことを覚えている人がいなくなったとき、
二度目の死を迎えて人は死ぬんだよ。
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身をもって教えて下さった方々の教訓を忘れないこと、語り継いでいくこと。そしてそこから行動していくことを続けていくとき、亡くなられた方々の命もまた後世へと活かされていくように思えます。

 

命の繋がりと想いの循環で、今の時代があり私たちがいるのだということを忘れずに、子どもたちの未来のための志事にこの身を盡していきたいと思います。

 

 

ビジョンリスナー
大河内 盛友