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聴福人・一円対話

協力して働く風土づくり

一円対話を通じて仲間との対話や認め合い、学び合う文化を大切にしています。また、起きた出来事を『良い』『悪い』という価値観で観ず、『福』に転じていける聴福人(ききふくじん)を目指して最幸の働く環境づくりを大切にしています。

学び

家族に感謝

昨日に引き続き、ある高校生の一円対話についてです。

 

◆長所
http://www.caguya.co.jp/manabi/20174.html

 

昨日ご紹介した「長所」に続いて話していたテーマは「家族に感謝していること」。

 

卒業という節目だからこその感謝の言葉に、学生さんたちも保護者の方たちも笑いあり涙ありの大変感慨深い時間でしたので、こちらもご紹介できたらと思います。

 

・親に特に「あーしなさいこーしなさい」「こうだよ」などと教えられたことはないけれど、言葉じゃなくて行動でしめしてくれた。人生の分岐点でしっかりずっと見守ってくれて本当に感謝してます。

 

・小さい頃から2言語で育つ環境で、物事に対して二つの方面からみることができたことがいいこと。ものをよくなくすが、一緒に探してくれる。小さい頃、帽子をかぶっているのに帽子を探してた時は「かぶってるよ」と優しく教えてくれた。

 

・料理がおいしいところ。お弁当を3年間つくってくれた。レンジがいやとか注文多くするがそれにもこたえてくれて。仕事で帰ってきてからも出してくれる料理がおいしい。あんまりおいしいと言わないけど、本当は心の中ですごく思っている。どの親にもまけない料理を作ってくれると僕は思ってます。

 

・わがままばかり言って困らせることが多かったが、叱る時はちゃんと叱ってくれるし、甘えさせてくれるところは甘えさせてくれた。叱る時と甘えさせてくれる時のバランスをしっかり持ってくれて、けっこう親の仕事の関係で行事にきてもらえないこともあったが、日々一緒に生活していく中でちゃんと愛情をもらって育ててもらったなってすごく実感できて、本当にありがたいと思っている。これから県外に出て進学することになって私も家族も不安だが、今まで育ててもらった恩をしっかり返せるように頑張っていきたい。

 

・言葉でいいあらわせるくらいじゃすまないくらい感謝してます。自分でしたいように育ててきてくれて、お金もかかるのに県外に出してくれて。いつも反抗的な態度をとってるんですけど、あまのじゃくで素直じゃないから、素直にありがとうと言えたことはないですけど、いつも感謝しているのでこれからもよろしくお願いします。ありがとうございます。

 

・3年になってからは送り迎えもしてくれてお弁当もつくってくれて。すごい家族が多くて家がうるさいと思う時もあるけど、楽しいので、家が一番おちつく場所なので、そういう雰囲気をつくってくれるところを感謝している。

 

・家とかではすごく喧嘩したりわがまましてるが、私がしたいことを最後に聴いてくれる。片道1時間かかるのに、休みの日でもむかえにきてくれたり。本当に自分勝手だったなと今になってみれば思うけど、それができたのは親の御蔭。本当にありがたい。

 

・さっき長所で自分を持ってると言われたが、それは私がひねくれているから。別にひねくれてるのが悪いってわけではなくて、自分でもこの性格はけっこう気に入ってるので。まっすぐじゃなくても横道それて今までやってきた。親はけっこう放任で「やりたいこと勝手にやって」ってかんじの中で生きてきたけど、だから強くなってこうやって皆に出会えたのかなと思うと親に感謝している。

 

・進路の事。自分は普通だったら他の人に何考えてるんだろうと思われるような進路を希望してて、正直親にとめられるということも考えていた。でも、最後まで両親がふたりとも応援してくれて本当に自分って恵まれているなぁと感謝しています。

 

・家族がうるさすぎるところ。普段自分は外にいたらうるさすぎる、だまれと言われるが、家族といると静かに感じるので、うるさすぎる家族は私がのびのびうるさくできる場所。

 

etc・・・

 

話している最中、話し終わった時に、同じ教室にいるお父さんやお母さんの顔を恥ずかしそうに見ながら「ありがとう」と言ったり、おじぎをしたり、それこそ涙で顔を見ることもできなかったりと色々な学生さんたちがいる中で、

 

保護者の方もとても嬉しそうだったり涙ぐまれていたりと色々な方々がいらっしゃり・・・そんな親子のやりとりと、周りの人たちの包むこむような温かさがとても印象に残りました。

 

そして、自分のことを思い出しても、当時思春期というか多感な時期というか、素直に「ありがとう」などとなかなか言えたものではありませんでしたが、このような節目の貴重な場で、感謝の気持ちを伝えられること、共有し合えることというのは、とても豊かなことだと感じました。

 

家族など身近な人にこそ、恥ずかしくて感謝の気持ちなど言葉にすることが難しかったりもしますが、いつまで一緒にいれるかもわからないものですし、その時でしか伝えられないこともありますから、想うだけでなくしっかりと言葉にすることを大事にしたいと思います。

 

 

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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