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社内木鶏 ~2018年12月~

本日は月に一度の初心会議でした。

 

毎回、初心会議の朝には、皆で人間学を学ぶ月刊誌「致知」を読み、自身の実践と照らし合わせながら、皆で感想を共有し学び合う「社内木鶏」を行っています。

 

◆社内木鶏
https://www.chichi.co.jp/study/contentsstudy/shanaimokkei_about/

 

そんなわけで今月もこちらのブログで感想文を発信していきたいと思います。

 

致知の12月号の記事の中から、今回私が選んだ記事は「中江藤樹と本居宣長に学ぶ」です。

 

 

今回印象に残ったのは、「一番大事なことは明徳だと。人間の内には宝のような美しい心があり、それを発揮することが真の学問ですよと。たったそれだけの教えを生涯かけて説き続けたと思うんです。」という、藤樹先生の生き方です。

 

自分自身も「自分に正直に生きたい」という思いから、20代の時に自分の人生を見つめなおし、他者に認められる事よりも、自分が自分を認められる生き方を大事にしようと勇気を出して新たな道を歩みはじめた結果、幸せや自信に包まれるような自分では想像もできなかった「今」があります。あれから10年以上が経過し、もちろんその間色々と困難や苦悩もありましたが、幸いなことにカグヤには初心に立ち戻る機会が沢山あったおかげで、その度にあの頃向き合って見えた初心を思い出し、自分が選んだ道を信じ歩み続けていくことで、初心を守りたい気持ちも強くなり、同時に自分との信頼関係も強くなり、一番身近にいる自分という存在が強力な応援者となってくれているような感覚もおぼえます。ただ、「自分に正直に生きること」というのは「生き方」ですから、「できるようになった」などとある一定の地点に到達して終わりということもなく、そんな「明徳」も日々私欲による曇りをとりはらい、一生磨き続けていく終わりのないものだからこそ、難しくもあり挑戦のしがいもあり、更には年数が経過するほどに輝きが増していく面白さがあるものなのかもしれません。

 

今月は、○○保育園様や△△学園様に訪問した際に、子どもも大人も、それぞれ一人ひとりを尊重し合うことからうまれる圧倒的な居心地よさを感じ、そんな自然体でいられる風土からはそれぞれの明徳も発揮されやすいことを感じました。そういう意味では、体験から得た学びも社会に貢献するために存在するものですから、自分自身もそんな風に尊重する眼差しを大事にしながら、これまで自分自身の人生をあきらめず明徳を信じてやってきた試行錯誤の体験を活かして、周りの人たちが持つそれも同じように信じて応援し、発揮できるような関わりや環境を大事にしたいと改めて感じています。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子