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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

水仙

昨日は、今年初めての室礼のお稽古がありました。

 

このご時世なので、今回も引き続きオンラインお稽古です。

 

 

今回は、もうすぐやってくる節分や立春がテーマでしたが、前回、お正月をテーマにしたお稽古の際に「水仙」の話になったことから、まずは「水仙を引く」お稽古からスタート。

 

先生からは「また来年のお稽古で・・・とも思ったけど、何が起きるか分からない時代だからそんなことも言ってられないと思って今回やることにしました」と話もあり、

 

ありがいことに事前にそれぞれへ水仙を送って下さり、今回のお稽古となりました。

 

 

それにしても「水仙を引く」と言われても最初はぴんと来なかったのですが・・・

 

どうやら温室栽培の水仙は、花が育って葉の高さと同じになっていますが、本来正月時期には水仙の花は葉よりずっと下にあり、花もまだ少なかったり蕾だったもするそうで、その時期に水仙を活ける時は花の茎を下に引き、咲きすぎている水仙の花は少し欠いて、時期に合わせた水仙の状態にするのが適しているそうです。

 

 

恥ずかしながら、これまで本来の姿がどうであるか気にもしていなかったこともあり、驚きの連続でした。^^;

 

そんなわけで「まず茎を1.5cm程切り落とし、茎の下の部分を手で潰し、外の葉を2枚を左手でおさえて、花のついた茎との残りの葉2枚を下に押す」と教えがありましたので、パソコン画面越しということもありだいぶ難しそうに見えつつも、まずはやってみたところ・・・

 

1本目は葉がとれてしまい・・・2本目は茎が折れ・・・3本目にしてようやく無事に引くことができました。

 

 

その後も、簡単にはいきませんでしたが、10本ある中で後半にいくにつれて少しずつコツがつかめてきた感覚も。これは毎年繰り返し積み重ねていくことで、自分の身につく世界のような気がしました。

 

これぞお稽古!

 

それにしても、今回実際に触ったりを含め、水仙を引くお稽古から、「葉っぱと花が同じ位置なんだ」「なんかネギみたい」「葉は4枚あるな」など自然と気付くものもありましたが、

 

日頃、どちらかというとボーっと生きているのか、あまり観察することもなく過ごしていて、水仙の本来の姿も含めなんだか見落としていることが多いような気がしますので、せっかくですから、観察意識でスケッチをしてみたり、写真を撮ってみたり、発信してみたり・・・ということも今後やってみたいと思います。

 

 

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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