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暮らしの中に

今日はBAでのブロックチェーン神社建立式典と徳積財団設立の発表がありました。

式典後の直来(なおらい)にお出しするかつお節ご飯。

 

例のごとくかつお節をご来客の皆様に向けて削らせて頂きました。

 

ご来場の20数名の皆さまが何度もお代わりをしていただくため、
鰹節が飛ぶように(実際飛び散っていました(笑))なくなっていきます。

 

 

かつお節をご飯にかけただけでどうしてこんなに皆さんが
笑顔になるのでしょうか。なぜこんなにおいしいと感じるのでしょうか。

 

 

それは、そこにはこの国を豊かに生きてきた先人の方々の
「暮らしの智慧」があるからのように感じます。

 

今日、参加された方々の中で、「どうしてこんなにおいしいの?!」と
鰹節を触ったことがない方、削ったことがない方が
大勢削っている場に来てくださいました。

 

 

そして試しに削ってみてはと体験していただくと、、、
「思っていた以上に難しい!」「全然できない!」と全くうまくいきません。

 

しかし、少しコツをお伝えし、それを掴むと嬉しそうに、
楽しそうに、疲れ果てるまで体験されていました。

 

そして、「これ、私買おうかな!家でやってみたい!」

 

「あ、僕もやってみたいなと思います。どこで買えるんですか?」

と、「暮らし」の中に取り入れてみたいというじゃありませんか。

 

現代から消えて行っているこの古くからある「暮らしの智慧」は
なんと新しい世代の人々にとってみると「新しい智慧」なんですね。

 

新鮮で新しい価値観に触れ、暮らしを豊かにすると感じ、
暮らしを変えてみようかと今日の体験の中で感じたわけですから、

 

やはりこの「暮らしの智慧」は今の人たちが望んでいないのではなく、
今のこの消費社会が「智慧の伝承」を阻んでいるのだと感じます。

 

手間暇をかけること、そして丁寧に暮らすこと。
それが豊かさや味わい深さを人生に招き入れます。

 

あるクルーが「暮らしが変わったら働き方が変わった」と言いました。

 

その通りだと思います。

 

働き方改革の本質は生き方にあり、「暮らし方」にあるのだと思います。

 

業務改善のような働き方改革では、永久に原因は先送りし
雪だるまのように被害は広がります。

 

私たちは子どもたちに残していくべき未来・社会を想う時、
今こそ自らの生き方働き方を変えていくチャンスだと思います。

 

そして、それを一番支えてくれるのが「暮らし」を見つめることだと思います。
いのちが輝く暮らし方それが「暮らしフルネス」だと思うのです。

 

 

 

ミマモリスト 眞田 海