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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

新米をいただく

昨日に引き続き「収穫祭」についてです。

 

◆「むかしの田んぼ」収穫祭
http://www.caguya.co.jp/kurashi/25205.html
 

 

今年は、新天皇即位に伴い14日から15日にかけて執り行われた「大嘗祭」(その時代の天皇が即位して初めて行う「新嘗祭」のこと)の後に、私たちも収穫祭を行い、皆で新米をいただくことにしました。

 

ちなみに新嘗祭というのは、「にいなめさい・しんじょうさい」と読み、一昔前までこの日は祭日で、日本人にとって非常に重要な日と認識されていたそうですが、戦後は「勤労感謝の日」と名を改められ、昨今は新嘗祭についてよく分からないという世代も増えてきているとか。

 

私自身もそのひとりで、今回の「収穫祭」に伴い色々と調べていくうちに、むかし新米は新嘗祭の後にいただくというのが習慣だったということを知ったりと、色々なことが明らかになってきて・・・そんな趣旨や背景を意識して日程調整も行わせて頂くことに。

 

そう考えると、お米作りを行う前は、なんとなく秋になって新米が市場に出回っていたら喜んでいただくというかんじでしたが、

 

そのうちお米作りをお手伝いするようになり、自分たちが実際に関わったお米をいただける喜びやありがたみを感じながらいただくようになり、

 

更に、自分たちの「むかしの田んぼ」でお米作りを行うようになった今では、こうして行事なども取り入れていくことで、もともとの日本人が行ってきたこと、大事にしてきた思いなど、命の巡りを通して色々学ばせて頂きながら、大きな繋がりの中でのありがたさも一緒に味わいいただけるようになった変化を感じます。

 

以前は、あたりまえのように「新米」を口にしてましたが、毎年「新米」をいただけるということは、この1年はもちろんのこと、本来長い年月をかけて繋がり存在している本当に貴重で重みのあるありがたい命をいただいていることなのだと考えさせられます。

 

そういう意味では、稲作はまさに日本文化の根本なのかもしれません。

 

「子どもたちに繋いでいく」という目線を持って、行いを通じて思いを深めながら学んでいけたらと思います。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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