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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

七五三の室礼 ~2019年~

気付けばもう11月。

 

最近は、社内の室礼も「七五三」がテーマです。

 

 

盛り物の意味はこちら。

 

榊:神事に用いる木。神様や神社の見立て。麻紐を結ぶことで、神様と私たちとの「結び」を願います。

 

グレープフルーツ:大きな柑橘です。柑橘類の橘(きつ)は「吉」に通じ、大きな吉で「大吉」となります。

 

柿:「嘉来(かき)」で喜び来たるを意味します。

 

千歳飴:長くまっすぐな飴に、子どもたちが素直にまっすぐに成長する願い、千歳の長寿を願います。

 

千歳飴の化粧袋:熊手を持つおじいさんと箒を持つおばあさん「尉(じょう)と姥(うば)」を子どもの姿にした絵柄。長寿の願いと共に、箒は、病や災難をはき捨てて、元気に育ってほしいという願いの象徴で、熊手は、子や孫が七徳を自分の方へかき寄せられるようにとの、祖父母の気持ちを表しています。

 

紐:鱗文様は厄除けを意味しています。

 

現代のように医療が発達していなかった時代では幼い子の死亡率がとても高く、「7歳までは神の子」と言われていたそうで、そう考えると当時は7歳まで元気に成長することがあたりまえではなかったことも見えてきますが・・・

 

毎月の行事、室礼は、そんな「あたりまえ」ではなく「ありがたい」ことにも気付かせてもらう機会になっています。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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