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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

秋分の日 ~2019年~

今日は秋分の日ですが、台風の影響もあり東京では風も強く、気温もぐんぐんあがりまさかの真夏日になりました。^^;

 

ちなみに秋分の日は、「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」。

 

ご先祖様のお墓は、埼玉や広島にあって今日はお墓参りに行けないため、せっかくならば、お彼岸に適したものをお供えしていただこうと思い、調べてみることに。

 

昨日のブログで発信したとおり、お彼岸に、おはぎやぼたもちをお供えするということは分かったので、他のお料理などを調べてみると・・・

 

お彼岸中は、精進料理を作って小さなお膳に食事を整え、ご先祖様にお供えするというしきたりがあることが分かりました。

 

そのお彼岸料理として代表的なのが、肉や魚を使わない野菜の天ぷら「精進揚げ」だそうで、

 

確かに先日、室礼の先生も「精進料理になぜ天ぷらかというと、天ぷらも『あげる』で、あれはお経を『あげる』という『言葉』をいただくということなのよ。」と仰られていたことを思い出しました。

 

また、同じく肉や魚を使わないというところで、他にも豆料理が適しているとか。

 

そんなわけで、揚げる&豆料理でもある「揚げ出し豆腐」をお供えして、いただくことに。

 

また、ちょうど6月に仕込んでいた梅酒がそろそろ飲み頃を迎えていたので、そちらも一緒にお供えしていただきました。

 

 

それにしても、揚げ物は大変なので、日頃は自宅でほとんどつくることもなく、揚げ出し豆腐も初めての試みでしたが、「料理得意かも」と錯覚するくらいのおいしさでした。笑

 

そして思わず「おいしい!おじいちゃん、おばあちゃんありがとう!」と。

 

確かに、ご先祖様がいなければ、「つくろう」と思うこともなかったですから、このおいしさも幸せもご先祖様のおかげですね。

 

また、生前祖父母にお料理をつくったことありませんから、今回初めてご先祖様のためにお料理をふるまったような感覚にもなり、こんな風にご先祖様と繋がれるんだ、こんな楽しみ方があったんだと、なんだか新発見。

 

改めて、いつも見守ってくれているご先祖様に感謝です。^^

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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