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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

お月見の室礼 ~2019年~

今日は月に一度の室礼のお稽古。

 

今回は「お月見」がテーマでした。

 

 

夜空に輝く満月を鑑賞する風流な行事ですが、その起源は「月は欠けては満つる」ことにちなんで、ものの結果したことに感謝するお祝いの儀式だったそうです。

 

そんなお稽古で印象的だったのが、先生からのはじめのお話。

 

「お米ができたからお団子つくってお供えしましょう!」でいいのに、色々と説明しないといけないのも変よね・・・と。^^;

 

日常の中でも、説明がつかないことにイライラしたり、理解できないことに不安になったり・・・ということもあるものですし、もちろん分かることは楽しいことでもありますが、

 

確かに現代に生きる私たちは、あまりにも早く結果を求めたり、色々なことを頭で理解しようしすぎているところがあり、だからこそ、もっとゆったり、五感が働くようバランスをとっていく必要があるのかもしれません。

 

そう考えると、日本は稲作文化ですが、お米づくりを見てみても、春に種まき、田植えをし、夏は草取りなどを行いながら育ちの手助けをし、秋には実りに感謝し収穫を行い、冬はこもって、また春に種をまき・・・という1年のめぐりがありますから、

 

やっぱり、そんな季節の変化の中で、実際に手を動かして「事を行う」行事、祈りや感謝を大事に暮らしていくことで、頭ではなく五感を働かせながら、ゆっくりと時間をかけて少しずつわかっていく楽しさというものも、味わっていきたいものです。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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