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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

暮らし

花祭りの室礼 ~2019年~

週末、室礼のお稽古で「花祭りの室礼」を学びましたので、早速、社内の室礼も「花祭り」をテーマに。

 

 

4月8日は花祭り(灌仏会)、お釈迦様のお誕生日ということで、寺院では花御堂を作って、生誕仏を飾り、柄杓で甘茶をかけてお釈迦様の誕生を祝います。これはお釈迦様が花園の中で生まれ、その誕生を祝って竜王が天から香水をかけ、産湯をつかわせたという故事にならっています。

 

そんなわけで、今回の盛り物は・・・

 

季節の花々をメインに、お釈迦様のお言葉「天上天下唯我独尊」にからめ、独りで活きる独立心を象徴として「独活(うど)」と、仏豆とも呼ばれる「空豆」。

 

そして、お釈迦様の爪に似ている「銀杏」の一粒一粒には、お釈迦様の教えを込めたり、色紙で作ったハスの花びらは、仏様を供養するためにまく「散華(さんげ)」とし、こちらもまわりにはらはらと散らしました。

 

お釈迦様は、誕生直後に七歩歩いて、右手で天を指し左手で地をさして「天上天下唯我独尊」と言われたと伝えられていますが、ちょうど桜も咲き始めたりとこの時期は春爛漫で花いっぱいの季節で、どの花もそれぞれの魅力を放っており・・・

 

まさに、他と比べてどうこうの世界ではなく、天上天下にただひとつの、他の誰とも何とも代わることのできない存在として、みんなかけがえのない命を懸命に生きていることを感じ、お釈迦様も自然も大事な生き方を教えてくれているようにも感じます。

 

花祭りは、お祝いと共にそんな命に対してありがたいと感謝する機会にもしたいですね。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子