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夏の自由研究

福岡にある古民家『聴福庵』で夏らしい自由研究を行いました。

 

子どもの頃、幽霊やお化けは私にとって、怖い存在でした。目には見えないけれど、でも、いるかもしれないと思うと、後ろを振り返ったり、トイレに1人で行くのも怖くなる、そんな思いを抱いていました。

 

現代の妖怪の代表アニメと言えば、ゲゲゲの鬼太郎や妖怪ウォッチ、今も昔も妖怪は人の心を離さない目には見えない魅力があるのかもしれないと思い、古民家で出会うとしたら、一体妖怪とはどんなものがいるのだろう? と先に分かっていれば怖さも半減するのではないかと思い、調べることにしました。

参考:第74号ミマモルジュメールマガジン

 

今思えば「畏怖」という体験も子どもたちにとって大切なことだと思うと、VRでは感じられない、不思議な体験があるように思います。『聴福庵』には100年を越える道具がいくつもあり、夏のこの季節、寝静まりかえった夜には、この道具たちが動き出しているかもしれません。

 

妖怪は怖いだけでなく、子どもたちに大人になる上で、大切なことを教える存在でもあったのだと感じます。ネオン輝く都会では、もう妖怪たちも出て来られないのかもしれませんが、『聴福庵』には幸い、100年を超える道具も多く、住みやすい環境なのではないかと思います。

 

この下調べを「聴福庵」の2階の角部屋でしていたのですが、1階に降りるのが何だか怖くなる。そんな、子どもの頃に体験したあの感覚を久しぶりに味わいました。

 

『聴福庵』の妖怪一覧マップを作ってみましたが、どこの部屋からも出るかもしれないと思うと、見てみたいけれど、やっぱり会いたくはない。そんなことを思います。

 

『聴福庵』にある道具はどれも物語があり、その一つ一つを大事に子どもたちへも伝えていきたい、そんなことを妖怪たちを通して改めて感じました。

 

ミマモルジュ

奥山 卓矢