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行事

日本古来の行事から学ぶ

年中行事や室礼、祭りを通して、日本古来の信仰心を取り戻したり、季節の巡りに寄り添った暮らしを味わい自然に感謝しながら、本来の行事のあり方を見直しています。

こころ

守護神に

昨日に続きますが・・・

 

◆最後のお別れ
http://www.caguya.co.jp/kokoro/30231.html

 

母の五十日祭を終えた際に、神主さんが

 

神道では、いわゆる「極楽浄土や天国に、亡くなった方を送る」という考えではなく、「亡くなった方はここにとどまり、その家の守護神となって、家や遺族を守ってくれる」という考え方であることを教えてくれました。

 

 

続けて、命の繋がりについても話して下さいました。

 

自分は両親(2人)から生まれ、その両親は、それぞれそのまた両親(4人)から生まれ、その両親は、更にそれぞれそのまた両親(8人)から生まれ・・・これをずっと計算して10代遡ってみると、その遡った10代目には1024人のご先祖様がいて、

 

これを縦に累計していくと、もっとはるかに多い2046人ご先祖様が自分の上に乗っかっていることになり、20代を遡ると、なんと200万人あまりになるとか。

 

更に、30代遡ると20億人、40代遡ると2兆人以上のご先祖様が上に乗っかっているということで、もはや果てしないですが、それだけのご先祖様が守護神として守ってくれていると思うと、確かにすごいことですね。

 

ちなみに「20代前って何時代かなぁ?」と考えてみると・・・

 

昔の人は出産が早かったことから22歳で出産したと考えて440年くらい前になり、1582年が「本能寺の変」ですから、まさに今年の大河ドラマ「麒麟が来る」の頃でしょうか?!

 

そんな20代前のご先祖様は大変な時代を生きているように思う中、よくよく考えてみれば、いつの時代も命がけの大変な時代なわけで、

 

そのうち一人でも子どもを作る前に亡くなってしまったり、子どもができていなければ、自分は生まれていないことを思うと、この世に生を受けるということは、どう考えても奇跡に思えてきます。

 

母とはお別れではあるものの、本当に多くのご先祖様と共に、母も守り神になってくれていることを思うと、カタチが変わっての新たなスタートという見方もできますし、違う意味でより身近な存在になっているような、それはそれですごい安心感がありますから、これからは母を含め沢山のご先祖様、守護神への感謝の気持ちを胸に、少しでも恩返しできるよう、与えられた環境で精一杯生きていきたいと感じています。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子


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