骨折後、「歩く」というメカニズムの凄さを感じます。

ただ右足と左足を出せばいいわけではなく、
股関節から踵、つま先、膝などがしっかりと連動して
奇跡的なバランスで成り立っていることを実感します。

親指を骨折するとつま先が使えなくなりますが、
それ以外は問題なくても、歩けなくなるんですね。

それを庇おうとするので、3日目にして両足の
至る所が軽い筋肉痛のように張っています。

どこかが機能しなくなると、全体のバランスが崩れ、
あちらこちらに負荷がかかり続けることになるわけですね。

この負荷を無くそう、そして怪我も治そうとすると
絶対安静ということになりますが、すると関連する全機能停止のような感じです。

停止せざるを得ない時や、停止していたい時はそれでよいかもしれませんが、
病気ではなく怪我なので、大事にしつつもこのつま先の機能を代替えしたり
支えたりするのはどうしたら出来るのだろうと研究してみたくなります。

まず最初に思いついたのは自転車です。

痛い、病院へ行こう。
タクシー・・・捕まえに行くところまでも歩けない。
目の前に自転車が・・・・意外といけるんじゃないかな。。。。。

飛び乗ってみると、、、嘘みたいに行ける！
踵で漕げば親指は全く触れないので自在です。

移動に対する怖さが減りました。

さて、歩くこと自体を代替えするには自転車で大丈夫だということは
発見しました。

しかし、次は「歩ける」ようにするにはどうしたらいいのかということを
研究し始めました。

すり足でしか歩けないのでずが
何とかしたら普通に歩けるんじゃないか。

色々と試してみるものの、激痛が走ったり
あとでじわじわと患部に痛みが来たり。

つま先を使わないでスムーズに歩くのは本当に難しいんですね。

これから完治まで3か月。

時間はたっぷりとありますから、
せっかくの機会、皆さんのご迷惑にならない範囲で
色々と試したり、学んだりと自分の身体のことを
深めていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田　海