自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/10/24

かばんを磨く

週末、秋冬用の買い物をした際に、
ひとめぼれして、
かばんを購入しました!^^

すると、店員の方が、

「お気に入りのものを、
 大事に長く使ってほしいから・・・」と、

革製品ということもあって、
クリーナーやクリームなどでの、
お手入れ方法を教えて下さいました。

いつもなら、なんとなく聞き流しそうなところですが、
最近は「古民家再生」など始めたこともあってか、

こちらも積極的に質問をし、
早速、自宅でお手入れしてみることに。

実は、このように革を磨く行為は、
これまでの私の日常生活には存在せず、

子どもの頃、父親の靴磨きを手伝ったことを
うっすら記憶しているくらい。

ドキドキしながら、
いざ、クリームをつかって、
実際にかばんを磨いていくと・・・

それこそ、古民家で壁や柱を磨く感覚と同じで、

見えないところ、細かなところに目がいったり、
形や材質、触り心地を意識したりして、

気が付けば、磨けば磨くほどに、
どんどんと愛着が湧いてくるのを感じました。

更に、このようにものと関われることで、
自然と、自分自身もなんだか満たされるような
穏やかな気持ちになるのを実感。

かばんに限らず、古民家に限らずですが・・・

もののためにも、自分のためにも、
やっぱり、身近なものにもっと意識を向けて、
大事に丁寧に関わっていきたいと感じています。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子