自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2016/06/21

福岡農園

私たちは、2011年の東日本大震災をきっかけに、
自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践しようと、
自分たちなりに色々と取り組み始め・・・

そのひとつに「福岡農園」での自然農があります。

こちらは、震災後すぐに、
当主が始めた田畑になるのですが、
先週、初めて訪れる機会がありました。

田畑_160617

その広さにも驚いたのですが、

もっと驚いたのが、草が沢山あって、
パッと見たところ、
どこに野菜があるか分からないところでした。^^;

例えば、

きゅうりや大根、

きゅうり大根_160617

大豆や

大豆_160617

里芋など・・・草と共に育っていて、

里芋_160617

そこから野菜を発見するのは、
なんだか宝探しのような楽しさもありました!^^

また、畑だけでなく、田んぼにも、
稲にそっくりな草が一緒に育っていました!

田んぼ_160617

自然農といっても、
やっぱり作物を収穫したいので、

草が繁茂すれば、主役の作物が草に負けないように、
草を適度に刈っているそうですが、

草を全部取ってしまうと、
虫たちは食べるものがなく、作物にやってくるため、

虫たちの居場所としても、
決して、草を全部刈るわけではないようで・・・

こうして、草を残しておけば、
食べるものがあるので、
作物への被害は最小限に抑えることができるそうです。

更には、畑の一角に草むらがあり・・・

草_160617

こちらも、虫たちの棲みかにもなっているようです。

こんな風に「福岡農園」からは
草や虫を敵にしない優しさを感じ・・・

生き物との関わり方を
考えさせられる機会になりました。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子